生身の身体を持たない『呪い』の犯した殺人は許されるのかと言う問い。
それに応える、男性のお話。
その問答がとても興味深く、面白かったです!
最後の最後のラストシーンも題材であるホラージャンルらしく、ゾクッとする物でした。
怖い~って声を出してしまうレベルには怖かったです。
しかし、とても考えさせられる物語でとても面白かったです。
助手さんとの話ももしあるなら読んでみたいものですね。
コメントさせていただきます。雨咲と言います。
自主企画の『皆様の作品のファンになりたい!(真夏の読み合い企画)』から来ました。
まず初めに、素晴らしい作品を書いて下さり、誠にありがとうございました。とても素晴らしい時間を過ごせました。
作者様の罪を犯した者に対する許しの考えには、非常に共感致します。
事務所の主とビデオの女性の対話と女性の内面の自問の切り替えやキャラクターの雰囲気を情景描写から浮かび上がらせているのも凄く素晴らしく、どんどん没入できました。読み終わってしまった後は、探偵さんが活躍する続きが読みたいと思う程です。
重ね重ねお礼申し上げます。
作者からの返信
ありがとうございます。そう言っていただけると作者冥利に尽きます。
罪に対する考えは千差万別ですが、共感していただけたのなら嬉しいです。
では。
ホラーな状況下での思索的な問いに、ドキドキしながら読んでいきました。オカルト的存在との会話は、何か一言でも間違えると恐ろしい目に合ってしまいそうで、読んでいる側も緊張感を抱きます。
それにしても、呪いの存在に対してお茶を出すなんて、主人公はすごく肝の座った人ですね。探偵業もしているそうですが、とても腕が立つのだろうとお見受けします。
質問を考えた時に、質問者は罪を許してほしいんだろうなとぼんやり想定していましたが、それを上回る回答でした。なぜ許されたいのか、それは罪を罪だと自覚したからだ、という逆転の発想には唸りました。
最後に大変遅くなりましたが、自主企画への参加、ありがとうございました!