煙突と姫君への応援コメント
早速読みにきましたぜ!
なんか先に自主期間の参加の(?)が目に入って仕事の純文学? へえ、そんなのもあるんだ、とか思って読み始めて、煙突掃除ってのは面白いな『死者の奢り』みたいな感じでええやん、と思って「白い煤」で、ん?
……やりやがったな!!
だったので逆にクライミングボーイのほうがどっち指してるのかすぐにはわからなかった始末w
純文学かどうか、というのはどうなんでしょうねえ。的なのは間違いないし、系譜としちゃあ正しいんですが、最期がきっちり〆られてるところがらしくないっちゃないようなw
面白かったかどうかといえば、面白かったです。
隠喩を楽しめるかどうか、で判断は変わってきそうですが。しかし最後の「一線は越えなかったつもり」で、えー、暖炉掃除は煙突でしてなかったのなよー、そういえば苦いとかもあったしなあ、と思ったんですが、で読み返したらやっぱりその読みでいいのかとも思いましたが、越えなかった「一線」てのが「人としての一線」=「責任」かと思ったんですよ。実に見事な綺麗事だとは思ったんですが、ここにひとつ「私」の意見なり感想なり、たとえば、
暖炉の具合がよく陽だまりの猫のように動けなくなっただけなんだろう。的な。
皮肉なり諦観なり何かがあったほうがいいかなあ、という気も。少し私がお人形さんすぎるかな、というのもあって。
なんか相変わらずとりとめもない感じですみません、寝起きなもんでw
作者からの返信
おはようございます。早速の感想、感謝です!
宣伝したみたいになってすみませんw
やっちまったーー!
はい、煙突掃除はアレのことです。
私の元ネタは「ロミオと青い空」(黒い兄弟)でしたが。
クライミングボーイがどっちのことかわからなくなるのは、身内感想でも言われました。こういうところ、短編で説明足りない弊害ですね。反省部分です。
やはり純文学はオチを作らないのが正解ですか。
今だと私もそういう気がします。
今なら同じオチでも、そこに焦点を当てずあえて流すかも。
教師の言う「一線」については、まあ責任発生するアレですね。
煙突ではしてたけど、ちゃんとGをしてたとかでしょう。
「お前の一線はどうなってんだ」的な感想も某所でもらいましたが、まさにそれです。
陽だまり、ですか。
なるほど、わかるような気がします。
或いはブラック企業とわかってるけど、辞めて就活する根性ない状態というか。
皮肉なり諦観というのは、「綺麗事」辺りで書いてるつもりでしたが、これは最後の結論についてという感じですかね。
確かにもう一行くらい、何かしらあってもよかったかも。
結論に至るまでの葛藤……はないでしょうが、諦観。やはり諦観か。
いえいえ。こういう感想こそが読みたかったものなので。
ありがたい限りです。
煙突と姫君への応援コメント
嫌いではないですが……、そこまで好きな作風でもないです(苦笑)
何かを示唆はしていても、特別明確な何かを主張するまではしていないので、本作について感想を述べるとしたら自分の影との対話になってしまいそうです。
作者からの返信
感想ありがとうございます!
私も本来エンタメ畑で、この手の「微かな匂いでテーマを考えさせるのが崇高。わからない人間に用はない」的な雰囲気の純文学って受け付けないんですが、
一年に一回くらい、この手の作品が書きたくなるんですw
まあ、だいたいの感想は鷲賀祖さんのようになるんですが、デトックスみたいなもんかなーと。
でもなぜか、こういう作品がハマるという人もいるんですよねえ……
我ながら矛盾してると思いますが、これはこれで好きな作品ではありますw
煙突と姫君への応援コメント
タイトルからしてメタファーなのは明らかで、最初の数行で何を描写したいのかもくっきりはっきりしていて、ある意味、潔いショートショートです 笑。
ただ、暗喩に暗喩を重ねて、喩える対象との距離感をずっとキープしたままの文章でしたので、私のレベルだと読み解きが前に出っぱなしで、自然に笑える域にまでは届かなかった、と、そんな読後感でした。
灰かぶり姫……うんまあ、わかるんですけどね……これ以上ここで具体的な解釈は話し合えそうにないのが痛し痒しですねえ。
作者からの返信
感想ありがとうございます。
一年に一本くらい降ってくる、ダーク系のネタです。
この手の最後まで暗喩で押し切った雰囲気系、自分でもあまり評価しないんですが、
たまに無性に書きたくなるんですw
ポエムみたいなもので、合わなければそれまでと思っていただければ幸いです。
下がどこまで許されるかよくわかってないので、そこだけが心配ですね。
まあこのくらいなら大丈夫だと思うんですが。
灰かぶり姫はまあ、捉え方も色々あるので多くは語りませんが、シンデレラでも意味は通ったかな、くらいで。確かに話しづらい! これは想定外でしたw
煙突と姫君への応援コメント
適当に企画を巡っていたらたどり着きました。
いや、なんてものを書いてるんだ笑
ちょうど1年ほど前ですね。
へー、そびえたってるんだ。
すすをかき出すんだ。
まずは作品としての内容云々というよりも
純文学の企画でカメムシさんの作品を見つけた喜びをどうしてくれるんだ、といいたい。
まあ純文学の定義は曖昧ですが、期待していたものではなかったです笑
言い張ったもの勝ちだと思うので、純文学ではない、ということではなく、私の期待の方向ではなかっただけですがね。
どうしても感情に目を止めてしまう私の読み方では
>その後ようやく、彼は暖炉を掃除してくれる
という一文が気になりました。
この文章だと、一線を超えない暖炉のお掃除が一番の喜びのように感じるのです。
ただ、全体に、そういった快楽寄りの感情は感じない展開だったので。
クライミングボーイは事実の方と読んでまして、
その対比として私の方はという解釈です。
灰かぶり姫。
いや、たぶんこれまでも灰かぶってたんじゃないのとは言わないほうがいいですかね?
結局この主人公が次の就職先として灰かぶり姫を受け入れているのがどうしてなんだろう、という疑問が残る感じでした。解釈する手だてが少なくて。
面白かったのですけど。
作者からの返信
うへっ、うちの一番の問題作を発掘されてしまったw
感想ありがとうございます。過去の悪行を見られたような気分です。
まあ、純文学ではないですよね……なんちゃってというかw
でもジャンル分けがどうにも見つからなくて。
今だと絶対純文学は名乗らないです。
>その後ようやく、彼は暖炉を掃除してくれる
昔の作品なのでアレですが、ここはまあ「奉仕だけでは一応ない」という意味合いで、快楽寄りではないと思います。達観の方が近いかと。
クライミングボーイは事実として書きましたが、この流れではそりゃ誤解されもするわな、と思ってます。しかしなるほど。そこと対比するとそうも読めますよね……
灰かぶり姫は、日本だといわゆるシンデレラですね。
ここはルビをシンデレラと打ってもいいかもなので、地味に追加しておきます。灰かぶりだけだと不幸な前身のイメージが強いし。
何故受け入れたかと言うのは他の方にも聞かれたんですが、まあ端的に言えば「煙突掃除の仕事以外、私は知らない」からですね。
あまり多くを語ると野暮なので、そっち方面で想像していただければ。
お褒めの言葉ありがとうございます。
これを島本さんに読まれるの、なかなかの拷問でしたw