★4題目「またも時代的に難しげなお題来ましたよ」

 KAC苦闘記録・4題目です。

 またも、昔のヨーロッパ風異世界では扱いづらそうなお題が来ました。



【4題目「深夜の散歩で起きた出来事」:深夜に外を平気で歩ける環境ってかなり限定されるのでは疑惑】


 さらっと「深夜の散歩」って言いますけど、実のところ、一般人が「散歩」という気軽さで深夜に出歩ける環境ってかなり限定されません……?

 まず「深夜に外を出歩いても平気なほど治安が良い」こと。

 そして「深夜に気軽に出歩けるほど外が明るいor気軽に使える灯りがある」こと。

 この両者が必須な気がするのですが……どちらも、文明レベルによってはとても難しい気がします。


 Wikipedia先生へ「街灯」についてお伺いを立ててみると、どうも15~6世紀あたりは、地域にもよると思いますが街灯が「ある」「ない」の過渡期だった模様。

 治安については、警察の歴史などを軽く調べてみましたが、結局よくわからず……。


 時間が限られていることもあり、作中では「蝋燭ランタン(これは確実に存在してるはず)を手に、お城の庭を散策する」というシチュエーションに落ち着きました。深夜の街中を説得力持って書ける気がしなかったので!

 とはいえ「月光を浴びながら深夜の薔薇園を散策する」という状況は神秘的で気に入っています。できればこの場面、どこかで伏線として生かしたかったですが、機会が結局なかったのは残念です。


 ……などと思いながら書き上げると、親切な方がTwitterで、ヨーロッパ各地の灯り事情などを教えてくださっていました。

 入れ違いにはなってしまいましたが、とても勉強になりました。

 機会があれば、今後のデリツィオーゾに活かそうと思います!

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