『体験入隊』(無窮動)

やましん(テンパー)

『体験入隊』(無窮動)

 『これは、おとぎ話しです。』





 むかしむかし、ある国のおはなし。



      □□□□□□□


 防衛隊次官


 『徴兵制は、人気がない。だから、選挙の票にならない。しかし、戦争は近い。もはや、避けがたい。』



 防衛隊次官補補佐


 『学校行事にしましょう。中学生と、高校生は、義務。大学生は、なにかとやっかいだから、任意にしましょ。』



 次官


 『やってみよう。学校大臣には、話を付ける。』




 幸い、周辺の、沢山の人々の努力により、戦争は回避されました。



 しかし、独裁的連立政府は、体験入隊した見習い兵たちにより、制圧されたのです。


 あまりに、与えた武器が進歩しすぎていたから。


 ついに、途絶えていた民主主義が、復活しました。


 結果的には、成功だったのです。


 実権は、中学生高校生の、若者に移りました。



      めでたしめでたし。


 ついに、老害は、排除されたのです。



      🎊🎊🎊🎊🎊



政府地域管理者さん


 『だれだね、こんなの書いてるのは。』



地域リーダーさん


 『やましんさんです。なにかと、反抗的で。』



政府地域管理者さん


 『焼いてしまえ。』



リーダーさん


 『わかりました。まかせてください。』



 やましんは、すぐに、焼却炉にくべられました。



     めでたし、めでたし。



    □□□□□□□┸┸┸



 地区政府長官アンドロイドさん


 『だれだね。こんなの書いて配布してるのは?』



 地区人類監視ロボ


 『やましんさんです。なにかと、反抗的で。』



 アンドロイドさん 

 

 『焼いてしまえ。』



 監視ロボさん


 『は、すぐに。』



 やましんは、すでに、地獄に逃れて、焼かれていました。


 

    めでたし、めでたし。



   ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇



 地球管理長官さん


 『だれだね。こんなの書いて配布してるのは。』


 

 地球監視宇宙生物さん


 『やましんさんです。非常に、反抗的で。』



 地球管理長官さん


 『焼いてしまえ。食ってしまえ。』



 宇宙生物さん


 『は。わかりました。』



    …………………



   以下、繰り返し。



    めでたし、めでたし。

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