第31話 本篇外小話 水着

 

※ほとんど会話文のみとなります。







「はーい! 今日は川で水遊びをしまーす!」

「また急ですね、パルフェット様」

「「いえーい! 水遊びー!」」

「みずあそびー!」

「リン君の水着ももちろん用意済み! その他準備はセリューと済ませてあるから今からしゅっぱーつ!」

「「「おぉー!!」」」

「母上のあれはいつもの事なので気にしないでください」

「そうなのか」



 ということで、イケメン、ドゥース様、セリューさんも含めた本当の全員で川へと向かい着替えたのだが…………。



「なんで全身ボーダーの水着なんですか。しかも全員」

「えぇー? だって私昔から肌をそんなに見せたことないし。それに」

「私の可愛いパルフェットと子供達の肌をそうやすやすと他に見せるわけにはいかないからな!あと可愛いだろ!」

「いやいや、そう言うドゥース様やイケメンやセリューさんは普通の海パンじゃないですか!? なんで!? 俺もそっちがいい!」

「リンはこれ嫌いか?」

「嫌いか?」

「リンにいちゃ、嫌いなの?」

「いや……皆の水着似合ってるよ。真ん中の牛さんアップリケも可愛いよ」

「俺もそろそろ全身水着、卒業したいです……。海パンの方が…………」

「ほら! ベルトラン君もこう言ってるよ!!!」

「俺達兄弟で全身水着じゃないのはアンドレ兄さんくらいだぞ」

「そうそう。アンドレ兄さんは基本素っ裸だ」

「いやいやいやいや! それもそれでいろいろとぶっ飛んでておかしいだろ!?」



 どうなってんだよ! この家族!

 会ったことない長男が基本素っ裸ってどういうこと!?



「あの子は本当に誰に似たんだかいつの間にか野生児になっちゃったんだよー。昔は何回か水着を着せようとしたんだよ?」

「けどまあ、あいつはすぐに脱いでしまうからなあ!」

「アンドレ坊ちゃまは昔から奔放な方でいらっしゃいましたので。いやはや懐かしいですなあ」

「「「あっはっはっは!」」」


「この家族、本当にたまにノリが分からなくなる…………」

「大丈夫。この世界割と意味わからない人多いから」

「…………怖いこと言うなよ!まさかお前もとか言うんじゃないだろうな!?」

「俺はリンタロウの味方だから安心して」

「この人をおちょくってくる感じに何を安心すればいいのか分からない!!」

「(リンタロウは反応が良いから揶揄いがいがあるなあ)」



 結局リンタロウは全身ボーダー水着のまま、皆仲良く水遊びしました。








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