番外編 勇者NYで散る (精神的に) 中編
彼女がでていって食事(隊長が1ポンドを50皿)完食したあと公園に戻る途中俺は言われたことを考えなおした。
ハルカが、怒ったのは俺が死んだことにして日本から逃げたと思ったのだろうか?
それとも忘れていたからだろうか?
俺には、どうやら女心とやらはわかりそうにない。それに最後といっていたのが気になるけどまた会えるだろうか…
公園には犬の散歩にジョギングをする人更にはベンチに座る老人等々多くの人が行き交っているそこに黒スーツに眼鏡の女性が1人で池をみていた。隊長はまっすぐ彼女に向かっていく。
「ひどいんじゃないの?待ち合わせにはこず俺たちが逃げて着いた安全地帯を囲むなんてもしかして喧嘩うってるのかな?」
「別に問題ないだろう?私と君の仲だそれに私は君たちと違って身体能力も頭脳も劣るんだ奴らの襲撃に巻き込まれたら即あの世行きだよ。」
「やっぱり別組織か。情報局のあんたらがやることにしては色々杜撰だったから違うだろうと思ったけどね。」
「たぶん安全保障の連中だろう。あそこは上の命令に素直に聞く連中ばかりだからな。」
横で聞いていたがどうやらあの襲撃事態がこの国の上層部の連中が俺達を抹殺するために仕掛けたらしい。つまり、彼女にも命令もしくは接触するなと言われてたということになる。
どちらにせよ俺達はいいけど民間人しかも自国の国民を巻き添えにする根性は尊敬できない。
「上の命令無視してよかったのか?後でしわ寄せがくるかも知れないぞ。」
「しわ寄せくらいなら問題なんかないに決まっている。第三次世界大戦やこの国が滅びることに比べればな!」
「まるで人のことを悪魔みたいに…」
「悪魔がいるなら契約したいもんだよ。それでも君に滅ぼされるかもね?」
うん、悪魔程度じゃこの破壊神は止められない呼ぶなら安全装置であるあの人呼ばないと無理です。
「はぁ、もういいから書類渡してよ。」
え?書類それだけの為にあんな厄介なことに巻き込まれたてことは重要機密てことか?
「しかし、君も大変だね。父親が隠し子いるかも知れないから日本政府だけじゃなくて我々にも調べさせるなんて律儀だね。」
「一回本気で調べたかっただけだからな。あの野郎は節操がなかったからな。」
会話の内容で俺はついてない1日であるのを理解した。
セーフハウスに戻った後は書類が暗号化されているので解読を始め俺は自由行動が許されため少し外を散歩することにした。
ハルカのことも気になるが家族のことを改めて考えてしまう。
父さんは仕事人間で家族サービスなんてほとんどなかったけど母さんと仲がよく万年新婚夫婦て感じだったから今でも仲がよかったりするんだろうか?弟か妹が新たに生まれてたりして?ないか二人ともそこまで若くないし
妹は…どうだろう死ぬ前にめちゃくちゃ嫌われてた覚えしかない。案外死んだことなんとも思ってなかったり…腹立ってたきたな。
やめよう家族とは死んだ時点で縁は切れてる「考えなきゃよかったな。」
「悩める子羊よ。神はすべての罪をお許しになるのです。たがら神に直に許しを乞うのです!!」
独り言に対して答えてきた神父の格好をしたおっさんが戦斧を振り下ろし殺そうとしてきやがった。聖職者の格好でやっていいことじゃ…まてよ昔の聖職者て侵略に一役買ってるからそこまで違いはないのか。
「おや、冷静に回避しましたね。」
「こっちは化け物が裸足で逃げ出すやばいやつに訓練されてるんでね不意打ちでも対応できるんでさぁ。」
「ほう、でも神は我の味方つまり絶対悪のあなた達は我が変わりに処分しますからどうぞご安心ください。」
話通じてないきが…聖職者てこんなやつじゃないよね?まともだよね?
銃を持ってないのを知ってか知らずか戦斧をぶんぶん振り回して殺しにくる。
「どうしたんです?聖剣を抜いてもいいんですよ?私の戦斧がその偽物の聖剣を打ち砕いてあげますから!」
「なんで知ってんだか。」
面倒だが殺さず連れ帰って拷問して吐かせるとしよう。
俺は腰に携帯していた刀身の無い柄を取り出し戦斧の動きに合わせて振り抜き戦斧ごと両腕を切り捨てた。
「なぁ!?なんで!?刀身はなかったのに今のは何かの魔法なの!?」
「魔力刀じゃなくてビームサーベル形態選択しといて正解だったみたいだな。その戦斧魔力に触れるとなんかなるぽかったしどちらにせよ死なないように切り落とした腕止血しないといけないから一石二鳥だったわけだ。」
「こ、こぉのクソガキぃ!!」
「とりあえず寝とけよちゃんと運んでやるから。」
聖職者らしくないやつの顔面に蹴りを入れてから監視役のような奴らもしばいた。運ぶのに面倒なので車をパクってセーフハウスへと帰路に着いた。
帰りつき隊長に報告を行うつもりで部屋に戻ると部隊が集合していた。
なんだ!?集合命令でてたのか?
「うん?ゴースト戻ってきたか!現地集合にしようと連絡後回しにするつもりだったが準備しろ!!」
隊長は慌てる様子で俺に言ってくる。
珍しいので思わず聞き返す。
「準備?今からなにするんです?」
「何って?今からハルカちゃんを助けにいくんだよぉー!!」
「へ?」
そこには明らかな温度差があったよ。てか昼間は興味無さそうにしてなかったでしょ?とは言えなかった。
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