第13話 デイ12

2022年8月6日 土

本日から上の子が隔離明けとなり、大手を振って出掛ける事が可能に。


そして下の子の誕生日

ハッピバースデー!しかし、まともに祝えない。

明日まで下の子は隔離日だ。

妻はもう良いのじゃ位に思っているようだが、その油断から私が感染したら意味がない。隔離期間はきっちり守って欲しい。厳しいようだが、甘い考えの人の所為で感染は拡大する。

初動を誤らなければ、家庭内感染は十分防ぐ事が出来るが、やはり感染力が強く、発症者の近くに何の処置もせずに接していれば、下の子のように感染する。

我が家の下の子の感染は、この初動の不味さから来ている。発症した日数から、上の子が発症当日にすぐ近くでノーマスクで過ごした事としか思えない。これは一緒にいた母親のミスだ。防ぐ事が可能だった。


上の子が微熱があると分かった段階で、コロナへの感染を疑い、上の子を子供部屋へ隔離し、リビングの消毒及び、マスク装着と手洗いうがいをして、更に手を消毒すべきだった。消毒用アルコールスプレーは家にある。私が帰宅した段階でこれをしたが、既に手遅れだった。

妻は寝冷えで体調が悪いと本気で思ったし、上の子に聞いたが、病院で陽性と言われるまでコロナに感染しているとは全く思わなかったようだ。


この日の朝食は上の子が主体として手伝って準備をするはずが、私が起きた07:30には起きて来なかった。前日に約束していた。父ちゃんを助けてと。


仕方なく1人で準備。

1人復帰すれば、家事を分散出来て楽になると思ったが甘かった。何の約にも立たない・・・

食後に食洗機へ食器のセットは頼んだらやってくれたが、食べた食器をテーブルに残したまま2階に上がろうとしたのには驚いた。


昼前に予約していた下の子のお祝いとして注文していたケーキを取りに。上の子に声を掛けたが行かないと・・・


午後上の子が借りていた本を図書館に返す返却日なので、返しに行く事に。何故か上の子は出掛ける準備をしない。

流石に叱りつける。何故関係ない父ちゃんだけで本を返しに行かにゃならんのだと。借りた当人が行くのが当たり前だろうと。


取り敢えず連れて行く。

帰りにスーパーで食材を買い出しに。


夜ご飯の準備もほぼ役に立たず。完全に指示待ち。頼んだごはんを盛り付けるだけ。


そして上の子が食べ終わったので、上の子へ片付けを手伝ってなーと言うも、【頭がいたい!】

ぼそっと拒否。

思わず消毒用アルコールスプレーを床に叩きつけました。

スプレーは見事に壊れました。

ゴミ箱から空になったスプレーを出してノズルを交換する事に。


この時の絶望感や半端なかったです。勿論頭など痛くないです。

食事の準備の前には外で遊んでいましたから。

反抗期といえばそれまでですが、これにより私の怒りと、この10日の孤軍奮闘からの開放が無くなった事を意味します。

正直これまでの頑張りが無駄に感じ、張り詰めていた糸が切れたとしか思えず、怒鳴り散らしました。


本当に痛いというが、それなら痛みが出た段階で言うだろう!嘘をつくなと、部屋に籠もっていろと怒鳴り散らしました。


その後謬りもせず、テーブルを拭いていたのでやめさせ、遺体ならとっとっと部屋に行き寝ろとリビングから追い出し、またもや1人で片付けを。

その後妻に言われたのか、渋々降りてきて何か手伝う事がないか聞いてくるも、片付けが終わり、キッチンの水気を拭き終わる時で、更に怒りが込み上げ、見て分からないか?もう全部終わっているだろう!と伝え、これから数日引き籠もっていろと追い返しました。


私の怒りは収まらず、旅行の中止を妻に伝えました。一夜明けて上の子が平謝りし、日曜日の家事を1人でしようと頑張れば再考しますが・・・


この日はこんなストレスの一日に。

心身共に限界が来ています。



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