第6話 デイ6

2022年7月31日  日

夜中に妻の様子を見に行く。起こしてしまったが、熱を測ってもらう。37度台だった。

お茶がなくなったので水筒に補充と、ペットボトルのお茶を手元に置きたいとの事で出した。遠慮して喉の乾きを我慢していたとの事。遠慮せずに起こせと伝える。


日曜日も土曜日と同じように。

妻がする家事は子供達の着替えの用意と、妻と子供達の洗濯物だ。

干す場所が和室の前にあるテラスルームだからだ。

これだけでもかなり助かる。


何気に大変なのは、麦茶を作る事だ。1.5〜2L程入るお茶入れに、お茶を作る事。 

毎日2つは作る。

お湯をケトルで沸かし、それでティーパックにて水出しだ。


3人がバラバラに水筒のお茶が切れたと、都度補充だ。

また、毎日子供達におやつを出す。ファンタ等のジュースも付けて。


私が動ける間は、毎日食材を買いに。私が感染したら、買い物が出来なくなり、生鮮食品は冷蔵庫の中しかなくなるから、それらを中心に買い出し。


どうしても茄子を中心に料理をする。冷蔵庫の中の物の賞味期限や、消費期限を見ながら献立を考える。


茄子を大目の油で焼いたのには、めんつゆ、ポン酢、砂糖で味付け。

もちろん適当!みりんを・・・ありゃ?ないや。


砂糖も無くなったし、調味料系、ゴミ袋系、マスクが心許なくなってきた。次から次に物がなくなる事。


近くに実家があり、救援物資を持ってくるというので、こちらから取りに。玄関渡しにと思っているが、中に入るように私の親がいう。


それは流石に窘めた。

濃厚接触者が家の中に入るのはリスク以外の何者でもないと。

この日の妻は38.4度迄上がる。解熱剤を飲んで、一旦下げる。


そうそう、土曜日から風呂(暑いからシャワーだけ)に入る前に子ども部屋に入り、部屋の確認。荒れている部屋にため息を付き、そのまま、風呂に行く。どうせ全部洗うからと、脱いだらそのまま、洗濯機に入れ、風呂を上がるとそのまま洗濯機を回す感じだ。


私は家の中を彷徨くのに片手に消毒スプレーを持ち歩き、何かを触る度に、手を消毒し、寝室に行くと顔やメガネ、服も消毒し、少し横になってから皆の世話だ。


正直辛い。何が辛いのかは、階段の上り下りの回数が半端ない事だ。

明日は午前中仕事をし、昼は休みを貰う算段だ。


昼の準備が怪しい。

冷蔵庫の中にそろそろやばい豆腐があったので、麻婆豆腐を作り、小皿に分け、ラップして冷蔵庫に。昼はご飯と、この麻婆豆腐を温めれば大丈夫なように事前準備た。


夏休みは子供達が昼の準備をする事にしていたが。


私は出掛ける時に財布を気にするのと同じレベルで、寝室を出る時はマスクと消毒スプレーの存在を必ず確認している。


結局妻の熱は終始37度台で、やはり21時に就寝。

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