第5話 デイ5
2022年7月30日 土
朝7時、下の子は平熱に。
この日の朝食は私が準備。昼も作るよと話をしていた。
家庭菜園で消費が追いつかななった茄子とピーマンを使い、麻婆茄子の予定。
上の子の同様下の子も2日で熱が引いて、喜んでいたのもつかの間、、朝食の後片付けが終わったのが8時で、その時に妻より悪夢としか言えない事を言われた。
37.4度・・・ぐはっ!微熱があると言われたのだ。
私はというと、9時になると取り敢えず食料や、歯磨き粉、トイレの掃除クリーナ等を買いに行く。また、シーツの替えも余分に必要となり、それも購入。
妻はその間に病院へ電話をし、検査してもらう事に。近くの病院は、先生自体が体調不良で休診だった。既に私も妻も、妻が感染したと確信した。私だけなんとか踏み止まった感じだ。益々私は感染できない。こうなると家族の生活が文字通り最後に残った者に掛かってくる。
前日から熱のある子供の世話、その疲れや妻の熱で私が昼を作り気力が今はなく、心身共に疲れており、妻の勧めでスーパーで弁当を買う事に。
私が買い物に出ている間に、妻は予約の取れた病院でPCR検査を受けていたが、12時過ぎに結果が出て・・・しかし陰性だった。パチパチパチパチ。しかし、様子を見て、熱が下がらなかったら月曜日に再度受信と言われる。
この日は妻は和室に。
ここから悪夢のような生活に。
元々私は料理は辛うじて出来るが、今は日曜の昼をパパの料理!的に大雑把なのを作っている位だ。以前5年ほど単身赴任をしており、食うだけならなんとかなる。
昼の後、家事も一段落したので夕方迄、昼寝をして夕方から食事を作る。
妻の熱は38度位になるが、高熱にはならない。
流石に3人の看病を一身で行うのは厳しく、子供達には配膳は階段を降りてきて貰うようにした。初めからこうすればよかった。普段の数倍階段を上り下りし、気も張っているから体力がガリガリ削れていく。
子供部屋の前には小さな踏み台を置いており、基本的にそこに食事や水筒を置き、逆に出して貰う。
この頃はというと、子供達は既に悠々自適な引きこもりライフを堪能?していた。普段ならスイッチやスマホで遊ぶ時間に制限をして、厳しく管理していたが、今は大人しく部屋で隔離生活をしてくれるならばと、好きにさせていた。
また、妻が子供達に父ちゃんにちゃんとご飯のお礼を言うようにと伝えたようで、食事の後は有り難うと言ってくれるようになった。
洗面台のタオルを使うなと言っていたようで、それは可哀想なので、タオル掛けに、タオルを2本掛けて、父ちゃん用は白いタオル、子供達は色や柄付きと分けたりした。
この日の近所に住む下の子の友達が感染した。消費しきれない茄子、ピーマンをお裾分けする事に。そこの奥さんと少し話したが、感染対策はかなり甘く、私が何をしているか聞いて、そこまでしないとなんだと、驚いていた。
批評する訳ではないが、私の対策はこれ以上出来ないと思う事をしていた。これで感染したら、コロナ患者の治療に当たる医療従事者レベルの防護服が必要になと思われる位にし、もし感染した時にあの時こうしていればなと後悔しないようにしているつもりだ。
妻が私が大変だと理解していて、家事をしようか?と言ってくれたが、病人は大人しく寝るようにと、断った。
洗濯物を分ける事にした。
妻は陽性者とみなし、そうなると私の洗濯物を妻が干したり取り込んで畳むと意味がないので、私のは分けて、寝室に干す事にした。タオルやバスタオルも自分が使う分は確保。
この日のも何もなく、私は疲れから21時に早々に就寝。
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