何もしない日は必要

 身体が火照って寝付けず、朝方に体温を測ってみたら、


「38.5℃……、えー!」


 前日、確かに身体はダルかったけど、平熱だったし、そんな急激に体温は上がるものなのか? としばしパニック。


「とりあえずバファリン飲んで寝るか」


 慌てて規定量の錠剤を飲み、寝床へ。ウトウトしているうちに、眠ってしまった。

 目が覚めると汗びっしょりで、頭痛もだいぶマシになっている。ふたたび体温測定。


「37.1℃か。よしよし下がってるな」


 安心して立ち上がったが、フラフラする。やはり、体調は悪いようだ。必然的に何もできない日になってしまった。食べて、寝て、食べて……の無限ループ。

 もちろん、小説の推敲やプロット作りはできない。

「ああ、時間がもったいない」

 布団のなかで悶々とする。が、しかし、何もしなくてよい免罪符が与えられた安心感からか、意外とリラックスできた。


 休日にアレもコレもと予定を入れすぎたかな、と反省している。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る