慌てない、慌てない
年々生き急いでいる。
特に用事がなくとも信号待ちはしたくないし、布団のなかにいる時点で「帰りたい」と思っている。
創作にしてもそうだ。
ゆっくり楽しめばいいのに、「早く投稿しなくちゃ」と謎の焦燥感に駆られている。
自分よ、何をそんなに急いでいるのか。
やはりSNSの影響だろう。
自分よりハイスペックな方たちの活動は目に毒だ。他者の成功は粗悪なガソリンで、空回りをさらに加速させる。
なら見なきゃいいのに、人間には、しなくてもいいことをしてしまう悲しい習性を備えている個体がいる。
私だ。
疲れているときほど、キラキラしたツイートをスクロールしまくってしまう。
自分を追い詰めて何が楽しいのか、皆目、判らない。
最終的には情報量の多さに疲れ果てる。同じところをループするなら、いっそ、一休さんのようにのんびり休めばいいのかもしれない。
慌てない、慌てない。
一休み、一休み。
昔は響かなかったセリフが、今はなんだか心に沁みる。
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