第13話 最終戦争 ~対手との相違点は、紙一重

 昨日13日の土曜日は、ほぼ1日、宿泊先にこもっておりました。

 で、MLBの試合を流しつつ、お仕事。


 それ以外のときも、ひたすら、最終戦争の対手となる人物に対し、語り掛けるような形をとったり、自ら思索を深めたり、じっくりと、向き合っておりました。

 そりゃあね、外に出たいという気持ちもあるのですけど、この時期は人手も多いのは間違いありませんし、何より暑いので、体力のこととか考えて、じっとしておるのであります。

 まあ、無駄な係累はありませんので、身軽なのは結構な話である。


 さて、かの人物と私の相違点を分析しておりますが、それにしても、極端なほどに違う点と、その裏返しの共通点があることに、戦慄を覚えるほどであります。

 その最大の共通点というのは、その時の社会の「制度」をうまく活用して、それを活かして自らを立たせていることです。その背後には当然、調査能力というものが問われるわけですが、それは言うまでもなく、前提としてある。ただ、その「制度」を活用する段階では、その向かう先は、真逆なところが伺えるわけね。


 養護施設若松園の2代目園長・故大森次郎氏という人物は、齢39歳にして、現在の早島町にある大森家に入婿として婚姻をされ、苗字を変えておられる。さらに後、ある女性を養女に迎え、さらにその配偶者を養子として迎えることで、「大森家」という「組織」を維持する方向で、人生を送られている。

 一方の私は、縁談と思しき話が2件、それも婿養子という申入れが母方と父方の親族から入ってきたものを、無礼討ちよろしく完膚なきまでに叩き潰して、自らの人生を邁進しておる。その結果が、独身生活の維持というわけである。

 一見すると、これは、正反対の行動に見える。

 だが、その根本のところをみると、大森氏も私も、共通の基盤があることに気づかされるのではないか。それは、先程申した通り、生きているその時代の「制度」を最大限活用し、それをもって自らの基盤としていることである。

 まさにこの相違点というのは、恐ろしいほどの「紙一重」であることに、気付かされます。もっともこれは、並の人間がテメェの周りの様子を見てぼちぼち生きている中では決して、出てこないレベルのものである。


~ そこをわからん馬鹿が多すぎるのよ。そのレベルの能無しってのはよう、無駄にじゃれてくるような言動が多いからね。まあ、そこらへんが、無能の無能たるゆえんなのであるが、ね(やれやれ)。


 こういうわけでね、今、いろいろ、思索を練っておるのです。

 それが、最終戦争の前線で起きていることなのであります。

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