第8話 もういない人々

過去を回想していた

見えてきたものは真っ暗闇だった。


それは来ないんじゃなくてね、来れないんだと思う。

何年も前にね、事故で亡くなったんだ。


連絡来なくなったんじゃなくて、もういないんだけど

精神病んでたから言ってないんだ。


事故に遭ってねもういなくなってしまったんだ。


そうなんだ、いろんな人がいっぱいいないんだけど

伏せてある人とかいるから


私が精神を病んでひきこもって外に出ない間

いっぱいいっぱい色んなことが起こっていたんだ本当に。


私は小さい頃にぺらぺら喋ってしまっていた。

だからここにいて全て受け止めてからじゃないと

先へ進めない、先へ進めないと思っていた。


でもみんな乗り越えてきたから乗り越えられると思う。

そう言われたから進まないといけない。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る