天使が悪魔

流星未来

第1話 天使の私の夢日記

女はその幼女はベビーベッドから持ち上げるとさかさまに持ち直し

手を開いて捨て落としていた。

このままでは首を折られ死んでしまう。

見ていた私はパニックに陥っていた。


「やっべー」


女はそんなことをつぶやき去った。



天界から下界を見ていた私は欲をかいたのだと思う、この幼女に決めた。

手土産と言っても私には伝道しなければならない大災厄の種しかない。

そもそも紐解いてみれば何かを変えたくとも変える余地はなく

他に私にできることは何だろうか?


今の私の寿命が延びることはない。

短い寿命でどう生きればいいのかも

誰も、誰も教えてくれない。


神仏禁止の家で語った内容に食事も無くなり

未来は悪い治世と財務状況の悪い我が家

そして体の弱い病気の私。

どうやってお金を稼げばよいか

毎日必死に頭を悩ませて

心もどんどん病んでいくけれど

誰も誰も心に寄り添って助けてくれない。


天界からやってきたなんて言わなければよかった

でなければ、こんな家なんて選ばなければよかった

そうすればこの顔まで踏まれる耐え難い苦痛までは無かったかもしれないのに。

けれどこんな内容信じてくれる家などあったのだろうか?

あったとしてどうやって、私を助けてくれたというのか?

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