第49話 エピローグ TSした男の娘は愛される
「はぁ。もう本当に疲れた」
4人から告白され、さらに多くの人から告白された僕は4人には返事の保留、4人以外にはお断りの返事をした。
「もう、なんでこうなるの?」
橘先生がダメだったので、葵先生に助けを求めたのに、
「じゃあ、私と結婚する?」
とか言い出し、保健室に逃げ込めば
「私と結婚すれば、万事解決ね!」
とか言ってくる長谷川先生。あれ?僕、もしかして入学する高校、間違えた?
とは思いつつ、流石に反省した4人から謝られ、ちょっとずつ愛を育むことにしたと宣言された。
そして、勅使河原さんは
「本当に申し訳ありませんでした」
と両親に謝罪。流石に会社間の関係があるため、大事にはしないこと、僕に今後迷惑をかけないこと、みんなの前で婚約者ではないことを宣言することを条件に許された。
それからというもの、学校内では僕のことを知らなかった1年生からの告白ラッシュ。それにお姉ちゃんと結愛が激怒して、本気で自主退学させようとした。さらに、
「私と結婚して欲しいの。私は本気だから」
と、お姉ちゃんの親友、澪さんがマジな目をして告白してきた。お姉ちゃんと一時は半ば絶縁なんてこともあった。でも、そこは親友。すぐに仲直りしてたけどね。そんな澪さんの告白の返事も保留して、現在5人の告白の返事を保留って言うハーレム状態。クズ野郎へと成り下がった僕は2年生早々に熱を出してダウン。それが現在。
「は〜い、薫。あ〜ん」
モグモグ
「良かったわ、食べられて」
「うん、ごめんね。心配かけちゃって」
「何言ってんのよ。私は薫のママ、母親なのよ?親が子を心配するのなんて、当たり前だわ」
「うん。ありがとね」
「でも、薫。まさかプロポーズされるなんてね。しかも大勢、全員女子からなんて」
「本当に疲れたよ。もう、ママと結婚したいくらい」
「あらっ。本気?ママはいつでも待ってるわ」
「ええっ。冗談のつもりだったのに」
「あ〜ら。薫は乙女の純情を弄んだのね。ママは本気だったのに。シクシク」
「ちょっと嘘泣きはやめて。あと、ママにはお父さんがいるでしょ」
「あら、薫と結婚できるなら、いつでも離婚するわ」
「ちょっと、ママ。目が本気なんだけど。ちょっ、やめて」
「今から、ママと愛を育みましょうね〜」
「ちょっと、僕病にn、あっ、ちょっと」
なんでこうなるの泣
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