第8話 あれ、普段と変わらない・・・

 

 

 「さてと。とりあえず、薫の日用品を買いに行くか」


 「そうね。色々揃えないと」


 「じゃあショッピングモールでも行くか」


こうして、父と母の間でショッピングモールへ行くことが決定した。それにしても、


 「ねぇ。なんで、みんなそんなに落ち着いているの?反応薄くない?」


 「「「「だって、いつもと変わらないし」」」」


 「変わったよ!もう!」


 「まぁまぁ、薫。なってしまったことは仕方がないんだから、未来を見ましょう」


 「そうよ、薫。あなたは女の子、女の子。はい、復唱」


 「やめて、姉さん!洗脳しようとしないで!」


 「でも、お姉さま。洗脳じゃなくて本当のことですよ」


 「そうなっちゃったんだよね、、、僕。本当に女の子に、、、うう」


 「まぁまぁ。気を取り直して、ショッピングモールで美味しいものでも食べよう。ちょうどお昼時だしね」


 「ホント?やったー!」

 

 ((((いや、可愛すぎか!こういうとこなんだよな〜))))




 「さてと、まずは、、、」


 「あ、クレープ食べたい!」


 「「「「そういうとこなんだよね」」」」


 「え?みんなどうしたの?」


 「「「「薫(お姉さま)、やっぱり変わらないよ」」」」


 「そんなことないよ!」


 「じゃあ、薫リクエストのクレープから行くか!」


 「ほんと薫に甘いわね、あなた」


と、クレープを食べに行く小鳥遊一家。しかし、薫の地獄はこのあと待っていた。





 「やだよ!僕は男だよ!」


 「いや、今は女の子じゃない。大丈夫。絶対似合うから」


 「全然大丈夫じゃないよ!なんでこんな、、、」


 「今までも着てきたじゃない」


 「やめて!黒歴史を掘り起こさないで!」


 「薫、お店ではしゃいだらダメよ」


 「姉さん、別にはしゃいでなんかないよ。悲しんでるんだよ」


 「大丈夫です、お姉さま。絶対似合います!」


 「結愛、慰めてるの、それ?」


 「とてもお似合いですよ。あと、これなどいかがでしょう?」


 「あら、いいわね。薫、こっちも着てみなさい」


 「ちょっと、母さん!?」


 「はい、早く着る」


結局、店員さんが勧めてきたものほとんどを購入することに。そして、母・姉・妹・店員さんはニッコニコ、僕はゲッソリとして、店を後にするのでした。でも、気づいてしまったんです。


 「あれ?これ、いつもと変わらない!?」






 どうも、作者のAhmedです。女の子らしい食べ物がクレープしか思いつかなかった作者です。流行りのものというより女の子らしい可愛いものって思ったら、クレープしか出て来ませんでした。クレープを頬張って、口の周りにクリームつけた女の子、可愛いですよね。可愛いですよね?

 

 という訳で、ようやくTSしました。しかし、これからが本番です。長いですが、お付き合い頂けると幸いです。コメントや♡、★、フォローもお待ちしてます!

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