終わったことだから、聞いて欲しい。
柊羽
第1話
皆は元気に過ごしていますか?
今は何をしている時期だろう。体育祭?文化祭?
うちのクラスは皆学校行事大好きだから大盛り上がりだろうな。
真冬はクールだから遠巻きに皆のこと眺めてる様子が目に浮かぶな。
でも行事は学生の醍醐味だよ。盛り上がるときは思いっきり楽しまないと!
きっと一生懸命したことが良い思い出になるよ。
成績とかで図れないことが楽しくて人生に良い刺激を与えるんだよきっと。わかんないけど。
たくさんの人と話して、思い出話を聞かせてね。
思っていることはちゃんと相手に話すんだよ。そのうちと思っちゃダメだからね!
真冬は優しいし、頭も良いし皆とすぐに打ち解けられそうだよね。今よりもっと身長が伸びてるかも。
そんな真冬を知った女の子達は絶対ほっとかないよ。凄くモテるんだろうな。
素敵な子と縁がありますように!私は優しいから、これからの恋路だって応援しちゃう!
たくさんの友達や真冬を大切に思ってくれる子に囲まれて、素敵な学校生活が送れていますように!
強がりってバレちゃうかな。でもこれは本当の気持ち。いや、正確に言っちゃえばこれも本当の気持ち。
でも、一番に思っている気持ちは彼を困らせてしまうから言えない。
それでも書くこと辞められないなんて、卑怯だよね私。
ねえ。これは私の昔話。
終わった事だから聞いてくれる?
これは行き場の無い私の話。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます