登校中に遭遇するかもしれないこと
バブみ道日丿宮組
お題:急な人 制限時間:15分
「お姉さん、お姉さん、お姉さん、お忙しいですか」
少年が制服少女に声をかける。
「登校中が暇というのであれば暇かもしれないわね」
そっけない態度。
「では、僕と遊びましょう」
「さすがに遊ぶ時間はないわ」
腕時計を見る。8時。あと15分ほどで朝会が始まる。ここからのんびり歩いても5分で学校につく。おそらくだが、少年の通ってる学校も中学校の隣にある小学校に違いないと少女は考えた。
「学校行かないの?」
足を止め、問いかける。
「もっと楽しくて、気持ちいいことをしようよ」
「楽しくて、気持ちいいこと?」
少女にはその答えは思いつかなかった。楽しいことは多々あるが、それでいて気持ちいいというフレーズに該当する行為はわからない。
「そうだよ。学校にいかないでそうしよう? お金もたんまりあるからお姉さんが気にしなくても大丈夫だよう」
お金がかかること。
唯一浮かんだのは遊園地。ジェットコースターなんかは人によって気持ちがいいと聞く。
とはいえ、制服姿の自分と、幼い少年が開園前に遊園地前にいれば、確実に補導されるだろう。
「一人で楽しんでおいで」
これ以上時間をかけても意味はなさそうだと、少年から目をそらし学校に続く通りに目を向ける。
「私皆勤賞狙ってるの」
急ぐわねと、足を動かしたその時だ。
「なに?」
少年に抱きつかれ、さらに胸を揉まれた。
「大きい方だね」
「セクハラだよ」
なんと手をどけようとするが、少年の手は胸からとることができなかった。
ついには、手を噛まれた。
「正気のままきてほしかったけれど、仕方ないね」
「な、にを……」
少年が噛みつき跡に残った皮膚にピンク色の魔法陣が現れた。
「じゃぁ、いこうか」
「はい、ご主人さま」
先程までの少女はもうそこにはいない。
虚ろな目をした人形が誕生してた。
「行きつけのホテルなら、問題ないからさ」
少女の手をつなぐと、学校の反対側へと歩き始めた。
そして少女が正気を取り戻すと、見知らぬ部屋で全裸でいた。しかも股間には大量の白い体液がこびりついてた。
登校中に遭遇するかもしれないこと バブみ道日丿宮組 @hinomiyariri
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