転生したら(公社)魔法協会附属鍼灸院の院長になった

MC sinq-c

転生編

第1話 プロローグ

  

 鍼灸は魔法ではない、かと言って科学でもない。

 では、なんだ? と答えられる日が来る前に俺は異世界に転生した。

 

 十七歳(心は三十五歳)、男、日本人、独身の俺は今、異世界で(公社)ボッカイ魔法協会の副会長兼治療院の院長の職務についている。 

 

 異世界らしく魔物と戦ったりもするが、それよりも求められるのは会員増強だ。

 古より栄えある魔法協会は今や苔の生えた遺物、そんな古臭い魔法協会のため入会のメリットを考えたり、職域を守るため他組織と交渉したり、魅力ある魔法セミナーを開催したりする。

 そして、魔法でもエレメントでも薬草でも治せない病気を治療することもある。

 

 竜種の魔法美少女会長は犬歯を光らせて、鍼灸は魔法なんだから! という。

 エレメントアーミーの特務大尉である前髪パッツン巨乳美女は、胸を揺らしながら鍼灸はエレメントの一種だよ、という。

 

 いや、鍼灸は魔法でもエレメントでもない。

 

 そう、これは俺の生き方の話なのだ。



◆◆お読みいただき誠にありがとうございます◆◆


バトルだけじゃなく魔法協会という組織の活動に興味を感じてくださった方、

ブックマークマークと⭐︎星評価をくださると嬉しいです!

感想などもいただければ創作の励みになりますのでよろしくお願いします!


※近況ノートにてcrypkoでデザインしたキャラの画像がありますので、

イメージの補足にお使いください。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る