第29話「セイナちゃんはセツナちゃんをライバル視するようです」
side 聖奈
私はひょんなことからテンキ君の家に居候することになったけどお邪魔虫もいる。
セツナちゃんだよ! なんだこの不良少女! いや大人か18だし。
18でも子供だよーーーセイナちゃんのほうが魅力的だし!
こんなことで魅力的なテンキ君のへのアタックにならないよ。
このまえなんてテンキ君が入っているところにこの女狐は!!
入りそうになって止めたくらいだよ。
今はテンキ君が入っている。
ならば私がふふふふふふふふふふふふっ……
◇
テンキは普通に風呂に入っている。そこにセイナちゃんが入ってくるはずが……セツナちゃんがまた入ってきた。
「セツナまたかよ……」
「一宿一飯の恩を背中を流して返そうかなと」
「セイナちゃんも来たよ!!」
「うわっセイナ……まあそうなるよな」
「お背中流します!」
「背中流そうか」
「ふえっなんか気まずい」
「およっ? テンキ君ちっちゃ~い」
「ちっちゃいねテンキ」
「みるな~~~~~」
テンキが弄られている中、セイナちゃんは勝ち誇っていた。
◇
次の日、ネコマツ公園のダンジョンに来た。
仕事の後にダンジョン。1時間だけ入るとはいえなかなかに骨が折れそう。
セイナちゃんとセツナちゃんとかなえさんが付き合うらしいが。
敏感な努力が実を結ぶか。
普段通りじゃない僕の実を結ぶか。
ネコマツ公園ダンジョンは魔界に畝っていた。
中にはゴブリンがひきめしあっている。
一応ここで格投手陣の職業とかの紹介をしておこう。
まずは僕こと比基加得天器(ひきかえてんき)は文章の魔術師。
剣とかも使うが言葉を使う。
しかも文字に書いたことが具現化するのでノートとペンは必須だ。
かなえさんはかなえさんだと魔法の杖に魔導士の格好で魔法を使う。
トウカさんの時だと拳銃を使うバトラーになる。
セイナちゃんはナイフを使う魔法小剣使い。
すばしっこい動きで敵を翻弄します。
セツナちゃんはテイマー。
スライムたちを使い魔法で支援魔法したり攻撃魔法で攻撃したりする。
ネコマツ公園ダンジョンではゴブリンが現れた。
だがみんなの力で余裕で突破した。ゴブリンは知能が低く、腕力こそあるがそれでも成人男性より少しある程度で弱いからなんとかなる。
ゴブリンを倒しつつ、進むとネコマツ公園のダンジョン開けた空間に出る。
階段を昇ったら空が見えた。
「空だ……青い空だ」
「すごい……」
「セイナちゃんは心よりも広いですよ」
「うにゃにゃぁセツナちゃんはびっくりです!」
草原のフィールドにはスライムがいる。
飛び出してきた。
僕はスライムを撃破とノートに書く。
するとスライムが木っ端みじんになった。
やれる。スライムを撃破していく。
「あっちには犬さんがいます!」
セイナちゃんが犬と呼ぶのはハウンドドックだ。
「がうがうがう!!」
「怖いです! でも魔法小剣でこう!!」
セイナちゃんはカッコいい女の子です。ナイフの煌めきぐらいが半端ない。ナイフさばきが様になってきた。
「アメ、イナ、エル、ウル、オミ魔法を使用して!」
「ぴきー」
「ぴききー」
「ぴききー」
「ぴっちゃー」
「おみん」
スライムたちの連携魔法が炸裂する!!
火魔法、雷魔法、風魔法、水魔法、闇魔法が炸裂。
複合化して最大級の魔法になる。
ハウンドドックがやられた。
ドロップ品としてハウンドドックの毛皮が出た。
スライムからはスライムゼリーだ。
今度はヤタカラスだ。
骸骨を持っているカラスだ。
どくろを放ってくる。
ナイフで粗削りだがセイナが切り裂く。
「ファイヤーミニソード!!」
「がうら!!」
ヤタカラスをなんとか倒した。
他にも鎧カニとかいう防御力高めのカニが現れた。
鋏が巨大でなかなかにやばそうだ。
セツナがスライムたちと踊り魔法で倒してしまった。
「そういえばセツナは踊り子なのか?」
「そだよ~ストリートダンサーで稼いできてた、これからもたまにする」
「そのなんだ……結構際どい衣装だよなお前の」
「これが普段着だよ少年」
「僕のほうが年上だけどね」
「男の子だな~~~テンキ君は」
「ああなんかもうイライラする!!」
セイナちゃんが思わず口出ししてきた。
なんかまあそういうことで良いと思う。
そして少しだけ攻略したら転移ポータルを見つけた。
これで好きな時に入り口から戻ってこれる。
入り口に転移ポータルが設置されている。
「これで好きな時にダンジョろうぜ!!」
「なんだそれセツナ」
「ダンジョンはいること」
とまあそんな感じでぼちぼちと稼げるか悩んでます。ドロップ品の売りさばき先とかないかな~と考えてます。
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