第18話 牛丼の絆は永遠です

 今日はかなえさんと一緒のシフト。藍資屋愛紗(あいしやあいしゃ)ちゃんも一緒だ。


「テンキさんお疲れ様です。今日も頑張りましょう」


「そうですね、今日も頑張りましょう」


 俺は牛丼を作ることに関しては鍛錬中だ。


 鍛錬は大事だ。


 ダンジョンのほうもミニチュアダンジョンに潜ってスライムの楓と一緒にレベルアップした俺と戦っている。


 どうもスライムからしたら、ダンジョンのほうが具合が良いようだ。


 今日は夜勤で牛丼を作る日だ。


 うちの牛丼はこだわりがある。


 使う肉は鹿児島産黒毛和牛でいつも一番いいところの肉を使う。


 玉ねぎは淡路島産。


 かなえさんも一緒に付き合ってくれてる。


 牛丼は煮込みが大事だ。


 醤油と酒とみりんと砂糖。


 それだけの配分は大事だ。


 かなえさんが話しかけてくる。


「今は大丈夫ですけど夜勤は大変ですよ~~~テンキ君」


「そうですね、慣れてないので、頑張ります」


 俺はポーションを出しておく。


 かなえさんにプレゼントする。


「ありがとうね。これ飲むと落ち着くから」


 かなえさんが普通に美味しそうに飲む。


 若返りポーションを飲むと元気が出る。


 俺の作成したポーションは凄く効く。


 お爺ちゃんとお婆ちゃんに若返りポーションをこっそりあげているが何故か効きが悪い。


 

 するとセイナちゃんが深夜の牛丼屋に押しかけてきた。


「なんでいるんですか? 聖奈ちゃん?」


「いいじゃん、減るもんじゃないし、お腹空いたから来たんだよ」


 聖奈ちゃんがスペシャル牛丼を頼んだ。


 それをガツガツと食べる。ついでにお客さんが来ないので奥のほうでゲームした。


「負けないよ~~マリカー強いよ」


「こっちこそ勝つよ」


「二人ともがんばるね」


 さながら、手に汗握るゲーム日和かな。


 二人が遊んでいるすきにミニチュアダンジョンを持ってきたのでダンジョンに入る。

 そして楓と一緒にダンジョンを攻略する。


 現在5階層まであるプライベートミニチュアダンジョンを楓と同じスライムとおおと会う瞬間に脳汁が溢れ出そうになる。


 スライムを見るとイジメたくなる。でもそれは好きだから、結構歪んでいると自負している。


 スライムは可哀そうな存在だだから僕が倒してやろう。


 楓と同じ種族と同士討ちとか色々な意味で可哀そうだけどモンスターは経験値だ。


 だから僕たちの礎にするんだ。


 そんな感想しか出ない。


 普通に夢を持つことは大事だと思う。


 覇道を持つことは全部の力を波動としている。


 覇道は最強への道だ。


 音強という言葉がある。


 僕は音楽を聴くことが好きだ。


 毎日色んな音楽を聴いている。


 最強になる為には毎日音楽を聴いて脳みそを活性化しないといけないと思い、最強への道は音楽だと思っている。


 ミュージックは総てを変える。世界を変えるには曲を聴くことが好きだ。


「テンキ君はこの曲が好きなんだ!! 私もこの曲が好きだよ!」


 ダンジョンから帰ってきて音楽を聴いていたらセイナちゃんに話しかけられた。


 好きな楽曲が被ってしまった。でもこのJPOPの歌手は僕のお気に入りでいつも聞いている。


 最強への曲だから、毎日聴いている。


 そして凄く女の子と一緒に楽曲を傍で聴いてもらえると元気が出る。


 聖奈ちゃんは凄く頼もしい女の子だ。


「いつも一緒に音楽を聴いてあげるね」


 かなえさんが間に入ってきた。


「私もテンキ君の好きな楽曲を一緒に聴く店内BGMで流すから」


 そんな毎日を送る。


 凄く充実している。

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