提言:ジャンル別のコンテストを開催してみるのはどうでしょう?
谷橋 ウナギ
提言:ジャンル別のコンテストを開催してみるのはどうでしょう?
目次
1.はじめに
2.ジャンルの偏重
3.企業とのミスマッチ
4.提言
5.最後に
1.はじめに
全てがギャグに偏りすぎている! それによりギャグ作品も含めて、悪影響を受けてる気がします。
このエッセイでは何故そうなるのか。どんな悪影響が出ているのか。そして如何すれば解決するのか。考察していこうと思います。
2.ジャンルの偏重
現在小説投稿サイトで“極端にギャグ作品が多い“。より詳細に言えば『ファンタジー』『日常』『ギャグ』が過多になっております。
ギャグの需要が高いのは当然。それは全く間違いありません。バトルや恋愛、ミステリーよりもテンポ良くアップすることが出来る。ストレスフリーで時間つぶしには丁度良いと言う事もあるでしょう。
しかし問題は“多すぎる”こと。そしてタグが“付けほうだい”なこと。バトルが読みたいなと思ったのに敵が瞬殺されて後はギャグ。そんなものがあまりにも多すぎて、ギャグを読むユーザーしかいなくなる。するとギャグ以外は読まれないので書く側もギャグ以外書かなくなる。
そんな悪循環が起きています。
ギャグがあればそれで良いじゃないかよ! と、言う方も勿論居るでしょう。しかしそこには問題が有ります。それは──3に続きます。
3.企業とのミスマッチ
最近ニュースで“漫画の投稿サイトには企業とのマッチング機能がある”事を知りました。正直言って目から鱗です。
これは“企業の求めている物”と“ユーザーの求めている物”の間に、乖離が存在しているのでは──そう少し考えさせられました。
当たり前の話ですが書籍は企業の収益の一手段です。グッズ、ソシャゲ、アニメ、諸々。そう言った物でも儲けています。また他社作品との差別化にも、苦心していることと思います。
そう考えるとギャグ偏重はあまり良いこととは言えません。ギャグ作品はソシャゲやグッズ化は苦手としているジャンルだからです。
実際、私もものすごく好きなギャグ漫画がソシャゲ化されました。しかし私はプレイしてません。あまりにも期待出来なかったので。
また企業とのミスマッチは既に、賞にも影響を与えています。とある小説投稿サイトのコンテストが大賞を出していない。そんな事態が起こってしまうほど事態は深刻だと言えるでしょう。
『この商業主義め!』と言われても仕方ないかも知れません。しかし小説投稿サイトすら収益がないと成り立ちませんし。
4.提言
コンテストを開いている企業の皆様。サイト運営の皆様。コンテストを開く際にジャンルで縛ってみるのはどうでしょう?
ただ漫然と“バトル”とかではなく、“ひりつくようなバトル作品”とか“脳が沸騰するミステリー”とか。一つのジャンル、一つの評価基準に基づいて審査するのです。企業側から作者さん達へのメッセージにもなると思いますし。
5.最後に
だだ長いタイトルの作品と、過去に流行った作品のリボーン。そんな物ばかりの番組表にうなだれるのは私だけでしょうか?
少なくとも私はうなだれて、今回少し声を上げました。
提言:ジャンル別のコンテストを開催してみるのはどうでしょう? 谷橋 ウナギ @FuusenKurage
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