第14話 経験を積むための準備
ラーツと僕は、日常の行動で経験ポイントがはいるのか検証を始めた。魔法の練習や木工の練習など特殊なことは勿論、釣りのような遊びに近い形で行ったものでも経験ポイントが貯まるのであった。
僕たちはその後も色々な検証を行っていった。
二回目の木工3000、三回目の魔法練習2000、一回目の木登り5000、二回目の釣り5000、一回目の料理5000・・・などなど
検証を始めて1週間。四回目の魔法練習をした際、初めて種火の魔法が成功した!ポイント検証も大事だけど、新しいことができるようになるのは滅茶苦茶楽しい!
しかもそれが魔法である。地球基準の意識体である僕は、テンションマックスになるのであった。なお、僕に釣られてラーツも大興奮していた。かわいい。
そして大事な検証結果。魔法が初めて成功した結果4000ポイントが加算された。魔法の練習から習得までで、合計20000ポイント入ったことになる。それ以降の練習では1とか2とか、ごく少数のポイントが入るのみになってしまった。
まだまだ検証数は少ないので確定はしてないが、地球時代の知識も使って仮定を立ててみた。
1.習熟度や訓練深度で入る経験ポイントが決まる
2.技術を習得するとそれ以降に入る経験ポイントが0に近くなる
3.習熟度や訓練深度はステータスや環境に影響される
4.本来経験ポイントは経験に基づいて対応したステータスに割り振られる
こんなところだろうか。3と4は完全に予測である。
木登りや料理など同世代よりステータスが低いものを使う時、同世代よりアドバンテージのある魔法練習よりもポイントが入りにくかったこと。木工や釣りなど、元々身近だったり教えてくれる人が居た時にはポイントの入りが良かったことなどが3の仮定の元だ。
4の仮定は、兄に比べると火種の魔法が小さい事から来ている。本来は練習の過程で魔力効率や魔力量にポイントが割り振られるのではないだろうか。成長ポイントもそうだったしね。
何はともあれ、色々な体験を効率よくすればそれだけ経験ポイントが期待できる!
というかむしろ同じことやってても経験ポイント入らない!
ラーツにどんな事をやってみたいか聞きながら、効率よくポイント稼ぎが出来そうなステ振りを考えるポイ活アドバイス妖精なのであった。
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