支援スキル無双で建国スローライフ〜〜ゲームの様な世界になり、多様な種族間で略奪が起こる中、世界唯一のスキル保持者が自由な国を興します〜〜
樽秘
プロローグ 我らの国家
目の前のステータス画面をタブレットの用にイジりながら部隊編成を行っている。
とりあえず、1〜10部隊までの部隊長を設定し、そこへモンスターを追加設定して、各部隊編成を行う。
「こんなもんで良いだろう・・・。」
部隊編成を終わらせるといつもの様に大広間の会議場で、皆に方針説明を行う。
・・・・
「よし、今日は日立市のこの拠点を目指す!第1部隊のナビルを筆頭に第5部隊までは、正面から突撃。第6〜10部隊は、ヒデさんを中心に山側より迂回してどんどん領地を確保して行ってくれ。」
「フーマ了解だ。そんじゃ、先に行くぞ。」
「ナビル、第5部隊までの指揮を頼んだぞ。いつも言っているが、人命が最優先だ。ヤバそうなら躊躇せずに引け。」
「わかった。」ナビルが右手を高々と上げて数千の大群を引き連れて出発した。
「ヒデさんも無理はしないで下さい。俺たちが背後を取るまで敵を引き付けていてくれれば良いです。」
「わかったよ善処します。それでは、いってきます。」ヒデさんたちも拠点を後にした。
おっと皆が移動する前に忘れずにっと。
「【支援スキル】発動。」
俺は、皆が出発する前に急いで、自分の拠点全体に【支援スキル】を発動させた。
拠点を出る前のナビルにもギリギリ間に合い、仲間全体の体が半透明の緑色に包まれた。いつ見ても神秘的だ。この光が持続している限りは、強力な力が出る!!
ナビル達が相手のフィールドへ踏み込み「占領」を行うと解放領域が展開される。
ナビル達が鬼人族を相手どって戦闘を開始した。ナビルは、ここまで生き残っている鬼人族の猛者達を複数相手にしてでも、押し勝っている。
ヒデさんたちも迂回して順調に進んでいる。このまま敵の退路を狭めつつ、側面より追撃をする。
俺はというと・・・。
我らの国家の500人ほどのプレイヤーと数千のモンスターを引き連れて、突撃するタイミングを伺っている。
一気に大群で襲い掛かると、相手は意気消沈して、退却してしまう可能性が高い。
ここまで時間を掛けて追い込んだ相手なので、可能な限り討ち取って今後も優位な状況を作っておきたい。
そのためには、相手に多少有利な状況だと錯覚させて退却させない駆け引きが必要になってくる。(実際は、支援スキルで能力が高まっているので、個々人の戦闘においてはこちらが有利だ!)
あまり長引かせると、ナビルはブレーキがユルユルなので、突っ走ってしまう可能性がある。
まあ、それは上手く手綱を締めてくれる相方がいるから大丈夫か・・・。
そうこうしている間に、別働隊の少数精鋭部隊が、鬼人族の退路を断つように領地を占領していく。
時は満ちた。
「ミレーネ、奈緒、準備は良いか?」
「フーマ、勿論OKよ。」
「フーくん、私もOKよ。」
「皆も準備は良いか!!これより、鬼人族の拠点を攻める。鬼人族たちに蹂躙された日立の同胞のためにも、ここを奪還するぞ!!我らの国家の力を見せてやろう!」
「「「「おぉぉ〜〜〜!!」」」」
ナビル達が戦っている
進軍する面々は、日本の人々、それに異世界のエフルや獣人たちで構成されたプレイヤー達である。
支援スキルにより、個々の力が強化されている。戦いが始まると、敵の攻撃を寄せ付けること無く、敵を撃破していく。極端に例えるなら、レーシングゲームのマリオ◯ートで『スター』を使って、敵をバシバシなぎ倒す感じだ。
勿論、配下モンスターの力も強化されており、同ランクのモンスターなら相手にならない。
・・・・・
多少鬼人族には逃げられたが、大多数の鬼人族は退却のタイミングを逃し討ち取られた、俺たちの完全勝利である。
こうして、鬼人族の拠点を一つ潰した。
次の行動は・・・・・。
周りの同盟、連合、国家と時には連携し、時には牽制しあいながら、次の一手を考えるのであった。
とりあえず、ゆっくり寝て、英気を養いますか!!
<他作品>
最強のクズ職〜てめぇら見てろよ召喚士だがこれからは俺のターンだ〜
https://kakuyomu.jp/works/16817330647505909489
よろしければ、ご覧ください。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます