「こどすき」実験検証:中間発表的な?(きわめて個人的な物語編纂の話②)

 ※ネタバレは含みませんのでご安心(?)ください。


 一話だけ見て、それでサヨウナラをしている人が多いのは、つかみを失敗しているとみて間違いない。


 そこはもう、本屋で表紙や題名が目に留まってパラリとめくってみるも、なんか違うとすぐに棚へ戻すのと同じ。


 「カクヨム」様だとそこに、打算も加わる。「自主企画」などから来て、自分へと誘導しよう、自分のほうを見てもらおうと、人の作品などどうでもいい、足跡を残すことだけが目的の人もいるでしょう。


 私の作品群でいえば「言の葉」だって、この「エッセイ」だって、物語ではないどこから読んでもいいものさえ、一話がガンと多くて、二話になると半減、そこを越えてくれると、だいたいずっと同じような閲覧数が並びます。


 応援も同じこと。


 いいこと書いてくれているなと喜んだのに、あれ? 何かおかしいな……。

 この人のマイページを覗くと……。

 ああ、そういうことか。


 それでも、です。


 打算から入ったのだとしても、「お、おもしろい」と思わせられるものがないのは作者の力量不足。次のページへ読み進めようと思えるものがない。それは読者を責めるのではなく、自分自身を反省しないといけません。つかんだハートを最後まで離さない、そんな文章力、展開、構成が必要です。


 固定ファンを得るのが大事なんです。


 再び拙作を例にすると、「ビリーブ」だと一話、二話と進んでもそれほど閲覧数は落ちない。


 思い付きと勢い、猿真似から入った、構成を全く考えていなかった「こどすき」と、しっかりきっちり先の先まで考えて練り上げている「ビリーブ」との差ということです。読者はそれを敏感に感じ取るのです。


 「こどすき」でも、本格始動した4話以降も見ていただいている方は、しっかりついてきていただいている。


 作者の思い、真剣度って伝わるんだなって、感じますよ、本当に。


 もちろん、好き嫌いはあります。


 「こどすき」なんて特に、作風の好き嫌いははっきり出るでしょう。


 広告関係の言葉ですが、


「みんなに好かれようとしてみんなに嫌われる」


 ターゲットを絞らないと、結局誰の心もつかめず、集客力を見込めない。と、いう意味です。


 万人受けなんて幻想ですから、「この作者は好きだけど、この作品は好きじゃない」という人を無理に引き留めることはしないほうがいいです。そこはもう、自分に置き換えてみるしかないです。


 自分だって、好き嫌いはあるよなあ。


 甘いものが好きな人もいれば、辛いものが好きな人もいる。

 押しつけは決して誰の得にもならない。

 むしろ、嫌われるだけ。


 中間地点を過ぎた「こどすき」ですが、今の段階でも学んだことは多いです。


 ここから先も、だからといって急にクローネをいい人にしたりはしません。心の内側、もうちょっと深いところへは触れますけど。そこには……。と、いう感じかな?


 今後ともよろしくお願いします。


 とにかくクローネのハイテンションには疲れる、でもそれも今までと違うことやっているんだからの「こどすき」、自分としては最後まで楽しんで、書き切ります!

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