第9話
いつでも小料理屋に戻った4人だった。
健が「もう少しだったのに!あのクーポン券を届けて、しばらくして、もらえたら、居酒屋に食べに行って、自分の店と比較したら売り上げも伸びただろうに!極めて、残念だ!」
阿蘭が「もうちょっと工夫したら利益が伸びるだろうにな。」
楓梨が「もう少し、私がお客さんに可愛く迫ってみたらいいかな?それとも、色っぽく迫ってみるのも手かもしれませんね。」
それを聞いて千鶴は即答で「ダメダメ!そんなこと考えたらダメじゃないの!悪い虫でも、ついたらどうするの!お客さんの中でも楓梨に色目を使ったりする輩(やから)がいるので、油断も隙もありゃしない!」と1人憤慨していた。
楓梨にとっては、千鶴こそが、悪い虫だと感じていた。
健は、それをとりなすように「でも、楓梨ちゃんがいてくれるから売り上げは徐々に増えているしね。助かるよ。それに千鶴ちゃんも真面目で楓梨ちゃんを助けてくれてるしね。」
阿蘭も「そうそう。この店は、みんなの力で成り立っている。みんなで売り上げをもっと増やそう!」
4人はデビルグリードと戦うことは、そっちのけで、いつも通り、店の売り上げについて話し合っていた。
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