第6話
この日、頭領たちは、この後、簡単な食事をして、帰った。
他の客たちも帰っていった。
健は、楓梨と千鶴の2人に「今日もお疲れ様でした。後は阿蘭と僕の2人で片づけておくから、そのままにしておいてね。」
楓梨が「じゃあ、お言葉に甘えて着替えてきます。」と言うと、千鶴も、それに同調するように更衣室に2人で向かった。
10分ぐらいすると2人は私服に着替えて、戻ってきた。
楓梨はブルーの可愛いワンピースで、千鶴は葬式に行くのかというような喪服のような黒色のパンツスーツだった。
“千鶴ちゃん、暗い・・・。”健も阿蘭も同じことを思ったようだ。
健と阿蘭は2人に向かって言った。「お疲れ様でした。明日もよろしくね!」
楓梨は「はーい!」と笑顔だった。
健と阿蘭は、それに応えて、ニコッとしてうなずいた。
千鶴も一応「はい・・・。」と真顔だった。
健と阿蘭は、暗く「はい・・・。」とテンションが下がった。
2人が帰ってから、後片付けをしながら健が阿蘭に「遅いから心配だけど、千鶴ちゃんが人並外れたパワーの持ち主なので楓梨ちゃんを守れるから大丈夫だろうけどね。住んでいる所も同じマンションで隣同士だし、まぁ、安心だけどね。」
阿蘭が「千鶴ちゃんは楓梨ちゃんのことが大事なように思ってるけど当の本人の楓梨ちゃんは、とても迷惑そうだな。」
健が「それだけ楓梨ちゃんはモテるってことだよ。たぶん・・・。」
こうして、この日も終わった。
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