第24話 時間切れ(香を3回以上吸った場合)
眠い。とても眠い。ここはどこなのかしら。玉座の間だよ。さあ、王子様が待っているわ。あなたは王子の妃になるの。あなたは王子の妃になるの。そう……誰、王子様って。ネルーはどこなのかしら。
姫よ。お前には武器も力もいらない。ただ私に尽くしてくれればいい。
気が変わった。王位を継ぐことにする。私と君のための王国を造ろう。
イリアさん!起きてください!イリアさん!
この女は私の物。
ネルーは詠唱破棄のメテオストライクで王宮を叩き壊す。魔法使いめ!ネルーはイリアを抱きかかえ、ハイランドから飛び立つ。
イリアさん、お茶をもってきました。カモミールのハーブティーですよ。イリアは何も反応しない。まいったな。機械仕掛けの神にでも頼るしかないのか。
どうしたんだ?ディアボロスの頼みを聞くつもりは私にはない。彼女をよこせ。
あ、そうですか、イリアさんをこんな風になるまで放っておいたあなたなんかに渡す気はさらさらありません!
ネルーはスターロッドを構え、悪魔ディアボロスに変身。機械仕掛けの神ユーグリッドは神の息吹を放つ。神の裁きがディアボロスと化したネルーを襲う。悪魔め。イリアを返せ!ディアボロスはナイトメアを詠唱、地獄の夢に苦しめ呪われた神め!永劫に!
機械仕掛けの神ユーグリッドとディアボロス、どちらが勝ったかは歴史書はなにも語らない。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます