第11話 フィリップ・モリス

おっと、そのパピルスには触らないことです。あのわがままな王子の逆鱗に触れるし、面倒なことになりますから。こちらの装飾された写本にしましょう。フィリップ・モリスは本を持ってくる。イリアがそれを見ると、彼女は眠り込んでしまった。


【夢時間】


また来たのかイリア?天空に浮かんでいるのか地下にあるのか定かではない朽ちた城の一室。階段から、足音がやってくる。ユーグリッドだ。お前が殺した生け贄の魔法使い達がまだ追ってくるぞ。さっさとそのペンダントを使って、私たちの故郷、天使の時代に、花咲く地へと戻るんだ。イリアは、雪の結晶のような形の中に、セフィロトの樹が刻まれたペンダントをしている。私からの贈り物だよ。


愛している──。


・イリアの戦闘能力がもとに戻った。魔法も使えるようになった。



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