コントロール
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第1話
私は死を繰り返している。大して愛していない女のために、串刺しにされたり落下して死んだり燃やされたりしている。挙げ句の果てにやっと終わったと思ったら本当の死が訪れる。暗闇のなかでなにもできない。それ以前にもともと、体は自由に動かなかった。突然意味のわからない行動をせざるをえない時もあった。無限に頭を打ち付けたり、空中で回転しながら叫んだり。頭がおかしくなりそうだ。
カシャ、ウィーン
なんだ?突然光が…私は生き返るのか!そうだ。この光は生きていた頃の光だ。そして音楽が 鳴り響く。これで、また死を繰り返すとしても私は生き返られただけで満足だ。
よーし、久しぶりにスーパーマリモブラザーズやるか。何年ぶりだろうか。飽きたゲームもしばらくするとやりたくなる時があるんだよな。…あれ体が動かない。何だ?うわ!突然立ち上がった。どこに俺の体は行くんだ?
「と、このように、この電波を使えば人類を容易くコントロールすることが出来ます。これを利用して、ゲームをするのはどうでしょう。例えば、横スクロールアクションとか」
コントロール √x @syonennA
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