第3話 占い小屋のテント

数日後の事であった‥みやあ

猫な亜人の王国は今日も素敵なお天気


ちょっとした祭りで あの素敵な占い師のおねーさんが来た

なお、本日は黒猫のナジュナジュ達は街の人の頼まれ事でお出かけである


「お久しぶりです」元気なお子様であるリア 彼の淡い茶色の猫耳に尻尾はゆらん

金の髪に緑色の瞳が大きく見開かれパチクリしていた


「ああ、これは久しぶりだね リアだったか」占い師の女性


小さな組み立て式のテント

星の模様とかあるお洒落なテントで甘い異国のスパイスの香りで

ベルガモットとか


占い師の女性は

豊過ぎる胸が目立つアラビア風の衣装に 日焼けした肌 ウエーブの赤茶色の髪

三毛猫らしく耳は黒と茶色が少し 尻尾は黒 


水晶玉はのぞき込み 次にはカードを手早く扱う

「ふむふむ 黒猫の子だね」「ええ」占い師の言葉に赤くなるリア

「もう一人の綺麗な美人が迷い込むよ ちょっとしたイベントが楽しめるかも」

「え?」きょとんとするリア 彼の金の髪に淡い茶色の猫耳と尻尾が揺れた


「お菓子とジュースに果実 きっと役に立つから」彼女は笑う

「ええ?」慌てて 差し出された籠の菓子に果実にジュースを受け取る

 

「御代は・・」「はい」いつもの金額、言われた通りの金額を手渡す


手をふり いつも通りに立ち去るリア


「頑張るんだよ くすくすリア」

そうして占い師のテントごと彼女は消えるのだった。



運河の道を通り それから

「あ、森の薬屋に頼まれた薬の材料を取りにいかないと」リア


「え・・あれは?」リア


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