第2話 リアが見た夢

その日の夜 リアは夢を見たのだった


黒猫の綺麗なナジュナジュ だが、いつもと違う

漆黒の流れるような真っ直ぐな艶やかな黒髪は長く腰の近くまである

青い瞳が煌めいて綺麗

それにドレス 、白いドレス姿だった。


「ナジュナジュ姫」少年が声をかける 


え?


「あら、宮廷魔術師見習いのリアね うふふ」夢の中の黒猫ナジュナジュが微笑む

黒猫耳がピクピク 黒い尻尾がゆらゆらりん


「はい、姫様」少し長めの金髪をまとめ、ビシッと決まった古い時代の魔導士の服装

飾り帯に頭には細い金の輪 物静かな感じで大人びている 

猫耳と尻尾は黄色いキジトラ模様


だ、誰? 僕とそっくりだけど別人だああ!



それから暗転‥


「リア?」「リアたん」本日隣の部屋でお泊りしているナジュナジュと

妹のアシャアシャが声をかけた


黒猫耳に艶やかなストレートの黒髪は肩辺りまで 

白いシャツに足途中の長さの黒ズボンの

ナジュナジュ 綺麗な面立ちの青い瞳をパチクリさせていた


「ああ、大丈夫 ちょっと・・」「ちょっと?」

「何でもない」

部屋には朝日が眩しかった。

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