かくして、薄茶のキジトラである

リアはポケットやらベルトに取り付けた小さなポーチから

魔法のマスコット、魔法の小さな犬を探しているが

「あれ？何処かな　ないない　うううっ」ちょっと泣きそうなリア

猫な亜人のリアの緑を帯びた目が視線を右往左往

リアの薄茶の猫耳がしょんぼりとたれる。　

リアのキジトラのシッポも力なく、だらりん。

「…･･」リアの様子を見ながら綺麗な黒猫のナジュナジュは

「あ！」と声を小さく上げた。

「どうしたのナジュナジュ」「リア、僕も持っている　前にアシャからもらった」

早速、黒猫のナジュナジュは小さなポーチからマスコットを取り出す

「どうぞリア」「あ、助かったありがとうナジュナジュ」

「じゃあ、魔法をかけてと･･アシャの匂いのついたものはある　ナジュナジュ？」

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