第5話 作業中 店の者達の会話

コポコポと小人がお茶を入れる

「まあ、ありがとうコロボックルさん」「ういいいす」小人コロボックルは笑う


店の者 商品作りを頑張っている 

綿とシルク製のパジャマに刺繍の飾りを入れていた。


刺繍針を布地にさして繰り返す作業 チクチクチク‥シュシュ

小さな丸い刺繍枠で生地を留めて

小花の刺繍をする者が手を休めずに他の者達に話をしていたのだった。


「下着やパジャマにはお肌にとても優しい蜘蛛性シルク製は人気よね」

「ええ、普通は郊外の方

牧場の羊とか綿花の綿製品だけど それから鎧類は…」


「蛾モンスターのシルク、絹糸は幼虫だけだったけど

今では進化して 成虫の蛾モンスターも吐き出しているって」


猫の手、ねこの尻尾 店の者達がそんな話もしていた。


他の店の者は薬草を摺りながら

「ポーションの制作が予定よりも遅れてるわ」「あら、いけない頑張らないと」


「またダンジョンか、郊外の森に薬草採取に行かないとね」

「じゃあ、冒険者ギルド紅花か

能力値の高いメイドさん達がいる店に護衛を依頼しないと 電話で連絡する?」


近くにある円盤のボタンがついた黒電話を見る が・・ 

そこに別の者が声をかけた


「ちょうど、あのアルさまと行商人のマテインさん来ているわよ」


「えええ、アルさま!!」「アルさまああ」


行商人マテインも能力値は相当高いのだが・・







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