第20話 旅立ちのいでたち

さて、出発前に俺の装備を再度確認しよう。

準備は万全に、な。


【いでたち】

頭:悪魔の丸眼鏡←【呪】顔がブサメンになる

体:聖騎士の外套がいとう

体:苔縅こけおどしの鎧←【呪】全能力値半減

体:ブーメランパンツ←【呪】装備解除不可

体:衛兵の軍服(全身装備)

足:衛兵の軍靴

右手:フツノミタマ←【呪】自爆(雷撃)

左手:ヒノカグツチ←【呪】自爆(火炎)


自慢じゃないが、俺の防御力はほぼゼロだ!

むちゃくちゃ非力ひりきなので、まともな防具を装備できない!

唯一の「まともな装備」は【聖騎士の外套】だ!

これだけはケント寺院に伝わる本物の由緒正しい装備!

コレで体をすっぽり覆っているので、ガワだけ見ればモノホンの聖騎士様だぜ!

苔縅こけおどしの鎧】も、見た目だけは立派だから、外套がちょっとはだけても大丈夫!一応これもケント寺院からの支給品だ。防御力はゼロだがな!

【悪魔の丸眼鏡】は、アイテム鑑定能力が優秀なので異世界初日から装備しっ放し。もはや俺のトレードマークだぜ!呪いの危険度も低いし、コイツは廃棄対象外だ。

【ブーメランパンツ】も、初日からだ。全裸から俺を救ってくれた、思い入れある装備。肌ざわり、履き心地、フィット感、いずれも非常にサイコー!もう装備解除はできないぜ!もはや俺の体の一部!

【衛兵の装備一式】は、亡くなった衛兵氏の遺品だ。上司犬氏の許可を得て受領した。衛兵の長剣も、サブウェポンとして持ち歩いてる。


うむ、防御力はゼロだな!確認した!

まあ、スキルや魔法による遠距離攻撃は俺には無効だから、接近されなきゃ大丈夫!護衛チームの4人に頑張ってもらえば旅の安全は問題ないだろう!…そうだよね?







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