第76話 雪の降った朝

雪が降った朝、学校へ行く子供達はみんなはしゃいで雪玉を作り、宝物のようにそれを握って雪道を歩く。手袋のない子も素手で雪玉を握る。犬が散歩をしたらしく、道の端っこに転々と丸い足跡が続く。その脇に、飼い主の足跡も並ぶ。私は車の雪下ろし。それが終わったら、あったかいココアが待っている。

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