第41話 出発

夢の国行き寝台列車、リュックを担いで切符を握り、青い客車に乗り込む。みんな何を探しに行くんだろう。どきどきしながら出発を待つ。ベッドは決して大きくはないけれど、眠っていれば朝にはあの町に着いている。不安と期待の入り混じった旅立ち。発車ベルが鳴り、寝台列車は走り出す。夢の光る方へ。

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