あおいろの君へ

@Tenzi_Iduru

第1話 黒色の夢

 また、この夢か

 僕はいつも夢をみる。朝起きたら夢を見たことなんて忘れているのに、この夢をみているときだけいつもみているような感覚になる。

 内容は殆ど同じ、ただ日常をおくる夢。折角なら、何か珍しいことが起きるとか、現実離れした生活をおくるとかが良かった。

 そして、僕は目の前の校舎に足を踏み入れた。

 目の前が真っ暗になった。

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