第7話 めんたまお化けだじょおおお!
「珍しいな【イビルアイ】か………どうしてこんな場所にいるんだ??」
村長と少年が遭遇したモンスターは大きな目に翼があり足のはえたモンスターの【イビルアイ】だった。
このモンスターは森の深いところにいることが多くいま二人のいるところで見かけた話は聞いたことがない。
村長はその事を少し不安に感じたが、まずはこのモンスターを倒してから考えることにしようと思い少年の頭を雑に撫でながら鼓舞するのであった。
「チビ!あのモンスターは見たまんま目が弱点だ!
こそこそっと行ってザクッと!!
………いけるか?」
「任せるんだじょおおお!コソザクだじょおお!」
少年は忍び足でイビルアイに近付いていく。希薄のマフラーのおかげで気付かれずに済んでるようだが、イビルアイは見た目に反して耳が良い。
ポキッ
少年がもう少しと言うところで落ちてる木を踏んでしまい音を鳴らしてしまった。
「やばい!!チビ!逃げろ!!」
少年を見つけたイビルアイは直ぐに攻撃のモーションに入る。
イビルアイは弱点が大きいので倒しやすいと思われガチだが実際はそうでもない。
イビルアイの攻撃範囲は10メートルと長く、目からレーザーのような物をだすのだ。
村長はそれを知ってはいるが村長の場所から少年を助けに行くには間に合わないと分かっていたので咄嗟に逃げろと言ってしまったようだった。
「んじょおおお!」
しかし少年は音を鳴らしてしまった瞬間に近くの小石を拾いイビルアイに投げつけた。
振り向いた瞬間だったので見事攻撃モーションの入った目の場所に当たり攻撃はリセットされた。
直ぐ様イビルアイは攻撃しようと思ったが石を投げたことにも【スタン】の作用はあり一瞬硬直してしまう。
「めんたまだじょおおお!!」
そして少年の攻撃の方が早く届きイビルアイの大きな目にナイフは突き刺さった。
一撃で絶命したイビルアイの代わりにイビルアイの様な人形がその場には落ちてたのであった。
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