赤ワニ【3】
女子高生は電車に数十メートル先まではじき飛ばされ、ホームにいた三十代〜六十代の男女四人にぶつかるなどした。男女四人は頭や腰を打って病院に
ホームや線路などの周辺は女子高生の肉片があちこちに散らばっている。それを見て気分が悪くなって駅員に訴える人もいた。
人々に混ざってその光景を見ていた青年――
「だから警告したのに…」
『オマエノ警告ハワカリヅラインダヨ、
『最初ハトキメイテイタクセニ! “赤ワニ”ノ警告ヲシタ途端、幻滅シヤガッタゼ!! アノ小娘!!』
「まあ、普通は“
『チョット
「さっきからなにを言っているんだ?」
ゴム鞠とそんな会話を繰り広げながら、
改札口を出た直後、
あの女子高生のような末路を向かいたくなければ、歩きスマホはしないでください。
そうしないと、あなたも赤い
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