第16話 好きなボーカリスト、チバユウスケの話

色んな音楽を聴いているけど根本はハードコアパンクな人間なので男性ボーカルのがなっている歌声が好きなんですよね。


音楽の入り口はスピッツで、ラルクだミスチルだSPEEDだとかをお茶の間で聞いてるぐらいの私に衝撃を与えたのはTHEE MICHELLE GUN ELEPHANTのチバユウスケでした。あれはタトゥーのドタキャンもあってどうなってしまうんだと思いながら観ていた私には衝撃でした。こっから私はガチャガチャロックの路線に走っていくわけですね。


チバユウスケの声は活動の中で変化しているのもいいですね。バンド活動でどの時期が好きかってので、声も大きな基準になりますね。初期の頃はひん曲がってだらけているけど伸びがあってやわらかい感じもする声、ミッシェル後期からROSSOまでは常に声に歪がかかっていて、ッバァ!って感じの爆発を常に発しているような感じ、叩きつけながら切りつけるようなズバッとした声でもある。全身のエネルギーを口から出してるようなと言ったほうが適切かもしれない。この時点でもう唯一無二の声を確立しているんですね。曲数的には少ないけど静かな感じに歌う曲の緊張感はマシマシ、あとセクシーさも出てきた。


The Birthdayは日々の全力歌声と酒たばこがこべりついてるのか、これ以上に歪むんかという声になった。でもバンドの音楽やチバの年齢を重ねた部分も出ているのか、最強のストレートだけで戦っていたのが変化球をふんだんに使うようになった感じ、陽気さや優しかったり温かみを感じたりする場面もある。後期からROSSOまではなんというか深めていくような時期だったので、陸にあがるどころか空飛んでますみたいな感じ。


思ったより長くなってしまったので、好きなボーカリストはたくさんいるからまたの機会だな。死んで男になるならチバユウスケみたいな声をだせるワイルドな人間になりたいです。

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