チカの定食〜昭和の料理マンガのやり口でライバルであり主人公的な幼馴染の料理研究家に勝ちたいがどうにも上手くいかない。
クマとシオマネキ
おにぎり勝負〜ツンデレツインテール!JC初恋の脇汁♥
スパァン!スパィン!スパァン!
ここはクッキングスタジオの一室…
黒髪ツインテールの美少女が少年を指さして吠える!
「タケシ!ズルいって何よ!料理は過程じゃない!結果!そして美味しいは正義よ!貴方が正しいって言うなら私に勝ってみなさいよ!」
「おかしいだろう!チカの家の定食家、千代亭の!千代さんの料理はそんな料理じゃない!もっと心が暖まる料理だ!チカの料理は特殊な人のアレが熱くなる料理だ!間違えている!後、チカは僕に勝った事ないだろ!」
タケシ…貴方とは小学校からの付き合いで、お互い同じ料理を美味しいと…そしてお互いを想っていると思ってた…
何で分かってくれないの?これが私の生きる道よ!貴方が私を!私の料理を否定した日から…私はずっと…このやり方でやってきた…
JC《ジューシークッキング》スタイルの料理を!
そこまで言うなら!見せてみなさいよ!私を唸らす…貴方の料理を!握りを!
「見なさい!これが今回!私の極めた脇握り『脇握り
スパァン、スパィィン、スパァン
白飯を右手に乗せ、左脇に挟み込む!
そして絶妙な力加減で左脇を締める。このワンアクションだけで三角お握りが完成する。
塩分は汗で補填されるのだ。
私は脇握りを極めたと言える。
汗、匂い、産毛の全てを混入させる、完璧だ!
今日の勝負は握り勝負…
そして…審査員はあのJC愛好家三銃士。
『汗』の汁岡…
『臭』の
『毛』の毛利…
この審査員ならば私の勝ちは揺るがない!
勝って…お母さんを諦めてもらう!
人の母親をNTRなんてさせないわ!
そして…私の突き合ってもらうわよ!
タケシィッ!♥
ん…んん?タケシは何をやっているの?
寿司!?何で寿司握ってるの?握り勝負よ!?
具は?アワビ…!?ん…ゴクリ♥精神攻撃のつもりかしら♥
あ、あぁ、そんな…普通に美味しい料理で勝負にきたの?審査員はJC専門家よ?普通の料理で勝てると思ってるの?馬鹿ね…ハハ、ホント馬鹿(笑)
でも私が…万が一にも負けるなんて…許されないわ!
しかし…アワビと私を交互に見つめるタケシ…♥
それは…私じゃないわ!ふ、ふじゃけにゃいで♥
少し前に…タケシに負けた記憶が蘇る。これはトラウマよ。
屋台スープ勝負で私が『JC黄金スープ』で闘ったが、よりによってタケシは速攻で保健所に連絡し、開始直後に補導された…
その時、負けた(不戦敗)条件として普通のデートしろとか言われ、手を繋いでいる内に理性が焼き切れ…手から股間に向かって微弱な性衝動信号を出してきた結果、メロメロになってしまった…私はデートの終わりにタケシに無様にも懇願した。
「こ、恋人みたいだね♥き、記念にちゅーしてくらはい♥」
なんて…のたまってしまった!あぁ自分が憎い!私はゲス料理が恋人!微笑みやアヘ顔は捨てたのよ!ゲス顔こそ至高!
しかもタケシはチューしやがったの!その瞬間、頭が視界が明滅し下腹部のアレがストンと下がったわ!
一週間は後遺症が収まらず大変な事になったの!
意識してないと、自然に指チュパしながら
「タケシュ♥みょっと♥ちゅっ…ほしゅい♥」
なんて言ってたらしいわ…自分がこわいっ!!!
(あふ♥あふ♥くっ!まだ勝負の途中よ…余計な事は考えちゃ駄目!妄想が…口がちゅっの形に…足が…が…)
タケシの精神攻撃により顔はひょっとこ、腰がカクつく…私は今日の為に、私の崇拝する昭和の料理漫画の悪役らしくエナメルのホットパンツにしてきて本当に良かった…スカートなんて履いてたら思い出し汁が…
『間もなく30秒前、準備をお願いします!』
あぁ!カウントが始まった!ヤバい。妄想して涎垂らしてる場合じゃない!
私は完成してるけどタケシは!?
「良し!出来た!3人前アワビ寿司!」
タケシは出来たらしい…もし万が一負けたら…うぅ、桃色型に脳破壊される…私の好きなゲス顔が出来なくなる…きっと…ア、アヘ顔で遊園地とかに晒されるのだわ!ちくしょぅぅぅ!
少しチビッた所で理性を失った。身体が…本能がゲス料理人が乗り移る!
「うあゝああァァァァっっっ!!!」
私は素早くタケシの所に行き、冷蔵庫前に押しやった。そして冷蔵庫(業務用)を開け、扉と本体の間にタケシを追いやり、バーンッとタケシをドアに挟んだ。
「ちょっ!?ぐわぁー!?痛いっ!チカ…何を…」
『おーっと、不利を悟ったのか…直接的に暴力に出たか!?しかしここで調理終了!』
じ、時間が…直接タケシを倒す事は出来なかったが…まだよ、まだ試合は終わっていないわ!私の料理が負ける訳…無い!
『ここで審査を始めます、皆さん実食をお願いします。まずはチカさんのJC脇握りです』
こ、心を切り替えろ!精一杯のゲスマイル♪
「皆さん、チカと申しまぁす♥天才JC料理人の脇、御賞味遊ばせ♪」
汗の汁岡が一口食べる…吐いたっ!?
「おぇ、JCじゃない、ババァの謎デオドラント味だ…何故…外見は美少女JCなのに…」
え?なんで!?間違いなく私はJCなのに…
続いて臭いの
「くさ、JCじゃない、ババァの謎デオドラント臭だ…何故…外見は美少女JCなのに…」
そ、そんな…ま、まさか…
最後に毛の毛利…一瞥するだけだった。
「これはババアの例のちぢれた毛、食う価値無しである!」
私は自分の脇を臭う…何だっ!?この香水臭!この匂いっ!?それにあの毛!私はあんな剛毛じゃない!待って!待ってよ!私がほ、崩壊する!
『続いて、タケシ君のアワビの握りです』
「待った!皆さん!食べる前に最後に仕上げがあります!」
一度冷蔵庫で挟まれてヨロヨロしながら、それぞれの席で仕上げに入る。
まず、汗の汁岡の席へ…アワビにスポイトで液体を垂らす。
「これは…美少女の!?タケシ君…こんなものどこで…」
汁の汗岡が(焦)汗っている?…何をしたの…!?
「これはそこのチカの汗です。直近の体育で汗を足の裏までしっかり拭き取り冷凍保存しました…彼女は夜に風呂に入るタイプで化粧しないので、昼の汗は不純物ゼロです。」
そ、そんな!アレは善意じゃないの?
「汗拭きとってあげるよ」なんて言われて殊勝な心がけね、犬顔だからかしら?なんて思ってた自分が恥ずかしい!
その足で
芳士にはアワビ握りにハンケチーフを乗せた…な、何を…
「これはそこのチカが、俺の卸したてのハンカチを勝手に使い、体育の後に足の付根の例のあの部分を拭きやがった時の物です。冷凍保存しました。彼女はホールに不純物が入ると病気になる思っているので、お湯洗いのみ派です。」
なんですって!?あの時…既にこの勝負を見越していたの!?ジップロックに入れてたから「そんなに私のこと好きなの…馬鹿ね♥」ぐらいしか思ってなかったのに!?
「ほう…香しい…これは直近に自然解凍しましたね…」
「はい、出す寸前に解凍が出来るよう調整しました」
「す、素晴らしい…」
私は奥歯がカチカチ鳴らしていた…あ、あの時から…既に勝負が始まっていたの?…それに今日…わ、私は確かに朝風呂したわ…でもいつもどおり…ハっ!?
このババア・デオドラント…母さんのだわ…まさか私は母さんのボディスポンジで身体を洗ってしまった!?
腰を抜かし絶望していると…強いタケシ、略してツヨシがしっかりとこちらに向かってきた…
「な、何よ!まだ勝負の途中よ!犯すなら結果が出てからッふがが…イタッ!あにすんのよ!!」
いきなり鼻の穴に指を突っ込んだと思ったら鼻毛を抜かれた…痛くて涙が出る…
「これだけ騒ぎを大きくしたんだから…それぐらい我慢しろ…」
な、なによぅ…偉そうに!
そう言いながらツヨシことタケシは毛利の所へ行く…
おもむろにソルト何とかさんのポーズで高さ30センチの高さからアワビ握りに鼻毛を散らした…
「毛利さん…毛だけに…いつもと少し毛色は違いますが…珍味・JC鼻毛を用意しました。」
「ムウ?JC鼻毛とは聞いた事ないのう!?」
「はい、JC鼻毛とは、脇や○毛と違って殆ど目視や市場(動画)には出回りません。しかし紛うことなき毛なのです。しかもチカは短気でエロいのですぐ鼻血が出るタイプ、しかも鼻毛が多いのです。」
毛利はパクっと一口で食べ、それに残りの二人も続いた…口に入った瞬間、クッキングスタジオの周りにいたギャラリーが「うわ!?アイツら本当に食ったぞ!」「マジか…」とかザワついている。
『『『ジェぇぇぇエエェェしいィィイィィィ』』』
3人が揃って仰け反りながら叫んだ!
汗岡がツバや汁を飛ばしながら喋る!
「これは…まるで彼女のアワビの汁を食べているような…いやこれは最早、彼女のアワビ汁だ!」
芳士も負けじと鼻をスンスンさせながら早口で喋る!
「まるで彼女の立っている位置から来ているような芳醇で新鮮なカホリ!目の前でM字ジョイトイとジョインポリジョインサーカスしているような錯覚に!」
毛利は最早、震えて過ぎてカツラがズレてる…
「まるで彼女の体内にいるような!?それに毛が歯に挟まる感覚の愉悦感!まさにクンクンニンニンくんニンニン!アワビがワーナビーっビビビ!!!」
全員喜びで白目を剥きながら椅子の下に男クセェ泉が出来ている…私の時と全然反応が違う…今回は私の負けね…
『それでは!結果発表で…「待ちなさいっ!」
「今回の勝負…私の負けよ…強くなったわね…まさにツヨシ…次は負けないわ!それじゃ!」
「おいっ!待て!」
私は心臓が鷲掴みされるような感覚に陥った…まさか、上手いこと言ってそのままバックレようとしているのがバレてる?
ゲス顔料理人の末路はいつも地獄絵図…会社が潰れたり皿洗いを死ぬまでやらされたり…
それともまさかこの場でタケシュにぇ?♥しょんにゃ♥公開アレはだめニャァ♥もじもじ♥
「チカ、お前全部コレ食え…こんなもの大量に作って料理で遊びやがって…テレビではスタッフが美味しく頂くんだよ…」
「え?わ、わたくしが…じ、自分の鼻毛を?」
「そっちじゃない!チカが作った大量の脇おにぎりだよ!千代さんの匂いのするやつ!」
「かっ…クッぅ…分かったわ…美味しく頂く…」
こうして私は責任を取らされ、大量に残った自分の脇で握った母親のデオドラントおにぎりを全て食わされる事になった…
家にトボトボ帰ると母さんがいた…
「どうだった?タケシ君に勝てた?」
「負けた…おにぎり全部食べなきゃ…母ちゃんクセェなコレ…」
「まぁアンタじゃ無理だろね、天才少年料理人とか言われてるでしょ?それと何?母ちゃんクセェって…」
こんなん食いたくないよ…タケシ…厳しいなぁ…
一粒二粒と涙が出たその時…「ピンポーン」とインターホンが鳴った。
「あら、タケシ君?どうしたの?」
「チカのお母さん、こんばんは!チカいますか?」
「いるわよ。どうぞ上がって下さいな。」
タケシ…嘲笑いに来たのね…良いわ…泣きながら母親のデオドランド臭のする自分の脇で握ったおにぎりを食べる姿、しかと見るが良いわ…
「わ、笑いに来たんでしょ!笑いなさいよ!泣きながら食べてやるんだからよく見てなさいよ!」
半ばヤケクソになっていた私の前に手が伸びた。
タケシの手が、私の脇握りを掴み口に放り込んだ!?
「た、タケシ!何やってるの!?」
「ムグムグ…匂いはとにかく塩も効いてるし美味しいよ。別に脇で握らなくても良いじゃん」
え、塩分は私の脇汗何だけど…
「それに水分も丁度いいし…普通におにぎり作れば良いじゃん、何で訳の分からない作り方するの?」
水分は勢いで手にツバ履いただけだし、残りは脇汗だよ…まさか…私を美味しいって…♥私を食べたいって言ってるの?♥そんな…そんなぁ♥クゥゥ…もじもじする…鼓動が…苦しいわ…
「てゆーか料理は俺が作るよ…だからさ…いつか一緒にお店…え?」
ハァハァ♥料理するって…私を料理するって…♥タケシュが…タケシュゥ♥
わたしゅはタケシュにキシュをしゅた♥
タケシュはびっくりして固まった♥
「母しゃん♥部屋出といてぇ♥タケシュがこりぇからチカを料理しゅるかりゃぁ♥ここはひみちゅのちゅうぼうだきゃらぁ♥」
「勝手にしなさい、ちゃんと後片付けお願いね…」
「目を見てタケシ…私の事…好きなんでしょ?♥」
「いや、そりゃそうだけど…が、学年で一番キレイな女の子を嫌いな奴なんていないよ」
まだしょんな事いってるにょタケシュ♥
タケシュが見てないすきにキャミだけになってるよ…♥そして最後にキャミを脱ぐ…
「ウワァッ!チカ、何やってるの!?駄目だよ!服着てほら!」
突き飛ばされた勢いでテーブルの上に仰向けに寝転がる…足を開き、つま先立ちになりタケシュクッキングタイムを待つ…
あまりの遅さに私の手は自ら下拵えを開始した…♥
タケシュは包丁い〜っぽん、ンフゥ♥股間に巻いて〜エフゥ♥わーたし〜を…アハ♥
「さぁ来てっ!タケシュ!股間の出刃ガメ包丁!一丁来いっ!?」
タケシュはにぃぎぇた…馬鹿な…あの根性無しっ!!私はその日、門悶々としてよく寝れなかった…
次の日…学校でまっすぐタケシュ♥の所へイッた。
「タケシュッ♥昨日!昨日!昨日なんれっ?♥にれたハ?♥」
な、なんれ?♥呂律が回らないし…身体が熱いょ♥
「え、いや、だって、流石にアレは駄目だよ!それにどうした!何でそんな制服着崩れてんの?待って!ここ教室!待って!」
「この根性らし!♥タケシュっ!♥わらし狂う!魅了をときぇっ!♥ちゅっしろ!♥アアアァア♥もうわかんらい!♥ターケシュシュシュっ!♥♥♥」
教室でちゅーした、口と口が、合わさった…もうダメだ、もうダメ…
記憶が飛んでよくわからないが色々出た…よくわからないがノーパンノーブラだった…よくわからないが…2人とも謹慎になった…
私は職員室で説教されてる時、ゲス顔でクズ顔の料理人と同じ台詞を先生に言った…
「後悔はニャイ♥わらし♥目的の為なら手段は選びませんかりゃ♥」
死ぬまで一緒だよ!タケシュ♥
未完?
チカの定食〜昭和の料理マンガのやり口でライバルであり主人公的な幼馴染の料理研究家に勝ちたいがどうにも上手くいかない。 クマとシオマネキ @akpkumasun
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