大学日本拳法やってる ?
@MasatoHiraguri
第1話 大学日本拳法とはなにか (その1)
「大学日本拳法」とは、勝敗や技術に拘泥せず、自分の持つ大学生としての肉体的・精神的なパワーを最大限に発揮することで、(中学生くらいであれば)本当の殺し合いになる取っ組み合いのけんかを、「秩序ある・美しい殺し合い(真剣勝負)」にして楽しむ競技です。
小学生が忍耐力を学び、無邪気でイケイケのやんちゃ坊主の中高生が持て余したエネルギーで殴り合いを楽しむのでもない。(金や出世、色や金で俗っぽく・嘘っぽい)社会人がやるスポーツでもない。大学生だからこそできる日本拳法。
ですから、本当に敵を殺すことを目的とした自衛隊の徒手格闘術や、逮捕術のひとつである警察の日本拳法とは、見た目は同じ「殴り合い」でも、その性質は異なります。
殴り合いを「哲学し」「科学して」「楽しむ」というのが「大学日本拳法」なのです。
大切なのは、殴り合いの技術ではなく、勝敗でもなく、段位でもない。大学4年間の「戦うプロセス」。
精神と肉体それぞれの成長を、うまくバランスをとりながらコントロールさせていく、その(闘争の)過程を楽しむことにあるのです。
「おまえ(平栗)のようなアホが、大学在学時代にそんなことを考えて日本拳法をやっていたとは信じられない。」と誰もが言うでしょうが、その通りです。
私自身は「中高生時代のぶん殴り合い」を、大学時代にやっていただけです。
10年ほど前から普及し始めた、You-Tubeというネット動画で、大学生の日本拳法というものは数多く拝見しておりましたが、「大学日本拳法」という概念がclarifyできた(はっきり意識できるようになった)のは、ここ数年来のことです。
牛乳という全く同じ素材でも、バターとチーズという異なる食感を楽しめる。
同じ日本拳法でも、他の日本拳法とは異なる食感・風味(形而上的な意味合い)を持つ大学日本拳法という存在を「発見」してから、ガッツ石松さんの名言「ボクシングをやってから、私の人生は360度変わりました」と同じように、わたし平栗雅人も、全く同じ時間と空間の中で、異なる位相・別の次元で自分の人生・人の世を見ることができるようになりました。
2022年7月28日
V.1.1
平栗雅人
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