第4967話 繋がれ続ける『意志』
_______『ナビゲーション・システム』起動します。_______
_______『上位者』との会話開始します。_______
「ナビゲーション、『意志』の現状報告開始」
[了解しました。『意志』の現状報告開始します。]
『意志』
・能力…『人柱』の決定・名前の削除による隠蔽
意志の譲渡・強制
スキルの強制覚醒・譲渡
『ナビゲーション・システム』・『サーバ』への通信
[世界の調整を目的とした、『メンテナンス』のため創り出された偽りの『意志』の成長を確認しました。現在二千四百八十三回目の譲渡を完了。その内『覚醒』を確認した六つの『意志』は、
『撃滅』『浄化』『成長』『腐食』『神速』『変化』になります。]
「魔法強化、治癒、可能性、デバフ、スピード、柔軟性、いい感じに揃ってきてるな。」
「『メンテナンス』開始から五十年一ヶ月と五日が経過、しかしあまり大きな成果をあげられていません。
主な原因は、『意志』の発芽を確認した『人柱』のほとんどが一週間以内に死亡しているためと思われます。『意志』は、『人柱』の『意志』強制的に書き換える事しか出来ず、身体そのものは操れません。
故にある程度時間が無いと世界に大きな影響を与えるのは難しく、初期の段階では時間の確保が出来ましたが、現在世界各国で[勇者狩り]が行われており、スキルを二個以上持っている疑いが出た時点で即極刑に処されてしまいなかなか時間の確保が出来ない状況です。」
「二千五百回近くやってもダメか、、、『人柱』自体ランダムで選べないしそりゃキツいよな〜、、、てか[勇者狩り]ってなに?聞いた事ないんだけど…『世界干渉度』上げとけば良かった、、、」
_______報告、次の『人柱』決定しました_______
______『意志』能力発動『反逆』覚醒開始_______
「『反逆』の能力は、[自身を縛る物全てを無に帰す『革命』の力]です。
上位者、『メンテナンス』の最終段階に移行して宜しいでしょうか。」
「さて、今回に全て賭けるか!これ以上はないだろナビゲーション全力で援助してやれ!」
この時代に終止符を、全てはこの世の平和のために。
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