第15話昭和の時代、九州のほうのうどんは殆ど柔らかいのだけだった。
夏を超え、冬を過ごし、正月を超えました。
いや~満足満足。
金策を半年でどうにか形にできましたよ。
未来で仲良かった、外見は美人で性別が男性、心は乙女で性格はおっさんの年上の友人を探し出して仲間になってもらった。
年はいまの時点で二十歳、自分の外見や心に悩んでくすぶっていたのを見つけ出し、未来で聞いていた弱みをばらして、俺が未来からタイムリープしたのを納得させた。
未来で泥酔したときに漏らした墓まで持っていくような秘密だったようで、そのおかげで信じてくれたのだ。ニヤア。
一応、親に仲良くなったと紹介して子供好きなお兄さんとなってもらった。好きなタイプがガタイのいい中年男性ということは母にだけ教えた。父に教えると引き離される可能性があったかもしれない。
未来の友人(奴隷)を手に入れた俺は一泊二日の旅行に連れて行ってもらった。
目的は競馬、競艇、競輪だ。
昔に戻ったらどうやって金を稼ごうかと考えていたことがある。
未来知識を公開する?テレビのリモコンでも謎なのに無理だろ?というより子供の時点で無理なのだ。
だから、大人を用意して万馬券で荒稼ぎしてもらうことにした。
どれが当たるかわかるのかって?タイムリープではなくタイムスリップしたときにどうやって生きていこうかなんて本気で考えていた時期があったのですよ。タイムリープの影響なのかその無駄記憶がなぜかはっきり覚えている。
だから秋からかけて荒稼ぎしてもらった。
稼いでもらっている間は一緒に来ていた天宮と観光していたけどね。
稼いだ額、うん千万円、これで満足せず。宝くじを買ってきてもらった。一等がでる場所を知っているからね。小規模の店で出たところを全国行脚してもらい。億まで増えました。
昭和のこの時代、前後賞合わせても九千万で十億まではいかなかった。チッ。
この時点で友人は完全に俺の召使いとかした。全額を預けているので盗むかなと思ったが、どんな報復をされるか怖いし、これからも金の生る木を捨てる馬鹿いないと言われた。
最後に友達だから裏切らないと言われたので、お店を持たせ未来でしたかったと言っていたファッションブランドを立ち上がらせた。俺も拠点が持てるし、いちいち服を自作しなくすむのもよかった。
あとは俺が覚えている歴史と知識を使って儲ける会社を作り、トップに就任してもらった。
数年もすれば相当でかい会社になるかもしれない。
俺への報酬は友達保管してもらっている。初期投資で減った分を凄い勢い取り戻している。
はっはっはっ左団扇で暮らすのもいいな!
冬のある日、金髪碧眼の美少女を拾った。
かどかわしてはいないっ!傷だらけのドレス姿だったので可哀そうと思い治療だけでも思ったのだ。
友人の店に連れていき、治療したあと、暗く沈んでいたので心の内を吐き出させた。
どうも父親が原因だったようで、迎えに来た父親を説教してしまった。
どうせ二度と会うことはないのだ。少女のためにトラウマになるくらい説教してやる。
帰るときには手を繋いで仲良くしていたから、まあよかった。
ん、なんだ友人よ。なに!父親に一目ぼれした!知るかボケ!自分でどうにかしろ。
そして今、俺はコシのあるうどんを作っている。
天宮がウチに来て美味しいものを食べたいと言ったので、遊びながらできるうどんを作ることになった。足で生地を踏んでいる美少女は可愛いなぁ。
俺の住んでいるところは昭和の時代にコシのあるうどんがなかった。
そう難しくもないので作ってみてくれ。
「ツルツルしてて美味しいよたか君!」
そうか巨大野菜かき揚げうどんは美味しかったか。
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