第9話面倒くさいので二年生までスキップしたら美少女爆誕
小学二年生になりました。
いきなり飛んだがあれからも色々あった。
夏休み期間の球技大会反乱事件(首謀者俺)、二学期男女の乱(原因俺、勝者女子)、成績優秀過ぎて詐称疑惑(被害者香山先生、原因俺)、冬休みは勉強会はしたくない俺事件(勝者女子、敗者俺)
、上級生女子たらし事件(原因俺)。
と色々と起きて一時教育委員会と敵対したが小学生相手に何やっているんだとお上から一言で良好(俺にとって)になった。
同級生の男子には嫉妬より同情で話しかけてくれる子が何人かできた。
友達・・・ではない。本当に同情心からがわかってしまうので今世では男友達は諦めた。
そのかわりに女子が常に数人いる状態が現状なのだが・・・喜べない。
未来の私の精神にはモテているとは思えず子供、下手すると孫感覚でしかない。
教育委員会と対立したときにお上から来ていたネーチャン美人だったなー。
「どうしたのたか君」
登校中に考えこみすぎていたようだ。
隣から俺の顔を覗き込むように天宮が見てくる。
その顔は美人としか言いようがない美しさがあった。
前世の天宮も可愛かったが今はそれ以上だ。基本的な顔の造形は同じなのだが長い黒髪には光沢があり、肌艶もかなりいい。スタイルも子供ながら良くなっているのではなかろうか。
原因は俺。
去年の夏休みぐらいから天宮はたびたび俺の家でご飯を食べるようになった。それも俺特製の食事プラスデザートを。
早朝のランニングに運動神経向上の為にいろいろとやっている俺用の食事を普通に暮らしている女の子が食べるとどうなるか。
もちろん太る。
俺からすれば子供なんだから許容範囲だろと思っていたのだが母と天宮の母が悲鳴を上げた。そして自分がデブったことに気づいた天宮は泣いた。そして引きこもった。
両母から説教され責任を取れと言われた俺(納得いかない)は仕方ないので天宮を説得して引きこもり脱出させてダイエットさせた。
昭和のリンゴやバナナダイエットではなく筋肉をつけて基礎代謝を上げて痩せるようにする。ついでに美容に効きそうなストレッチや食事療法も取り入れた。痩せても健康的でなけれけばまた両母に怒られそうだったしな。
そして元々美少女を更に数段上の美少女に爆誕させてしまったのでした。
うーむ、こうしてじっくり見てみるとヤバい生物を造ったのかもしれない。
服装も母に頼んで未来の女の子の服を作ってもらった。母も女の子の服作りは楽しかったようで俺のよりしっかり作られていた。
美少女に昭和の時代にはない未来の服が合わさるとモテるモテる。前世の頃よりもモテいて、上級生にも可愛いと伝わっているのか傍によくいる俺が嫉妬されて呼び出しをもらった。しっかりと先生に報告して仲良くなった上級生の女子達にいじめられたとチクって報復はしっかりとしたが。
「京ちゃんが可愛いなとボーとしてました」
嘘は言っていない最初は別のことを考えていたが。
「~~~っ!」
天宮の顔が一瞬で真っ赤になる。
よく可愛い可愛いと言われていても恥ずかしいようだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます