第2話 解放感に満ちている
スーパーノバ。
浮気調査をしているYoutuberだ。
奴らは
1 俺に内緒で彼女と密接に連絡交換
2 かわいい女の子を俺のもとに投入して、俺が引き寄せられるのを監視
3 男なら絶対引っかかる誘惑を、「浮気」と無理矢理認定
4 かわいい女の子が俺と一緒にレンタルルームに向かう
5 俺の彼女がレンタルルームに来る。そして修羅場へ突入
6 最後に、偽善者めいたスーパーノバが入ってきて仲裁
こういうやつらだ。
そして俺は彼女と別れた。
彼女はブスだった。デブだった。性格も悪かった。
でも、俺は愛していたんだ。消しゴムを拾ってくれた優しさを、忘れることはできなかったんだ。
そんな俺の純情など、1ミリも彼女には伝わっていなかった。土日はデートに行ったし、いろいろ買ってあげたし、セックスのときは「痛いからやめて」と何度も言われて俺はほとんど何もできなかったけど、でも愛があった。
そんな俺の愛情など、彼女は全く知りもせず。面白がってクソッタレYoutuberに浮気調査依頼をしたんだ。
「シネ」
一人、寂しい自室。
「シネ!」
昨日まで隣にはデブス彼女がいた、自室。
「シネや!」
今はもう、彼女がいない。
彼女は嫉妬深いやつだった。俺が2次元エロ画像を見てたのがバレたとき、俺はおもいっきり顔をひっぱたかれて、罵倒された。AVを見ることを禁止された俺は、スマホもパソコンも没収され、日常生活に支障をきたした。その後、スマホは返されたが、すべてのエロサイトが閲覧できないようになっており、すべての2次元画像が見れないようになっており、挙句の果てにはアニメが見れなくなっていた(dアニメ、アマプラ、ネトフリなど、有料動画配信サービスにアクセスできなくなっていた)。変なIT業者に頼んで、俺がほかの女の子に見向きできないようにしたんだ。
そんなクソ彼女はもういない。
俺は、自由だ!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます