第10話
夕方ーーー
昨日の約束通り、まるすけと一緒に公園に来ました。
「 ワンワンッ!」
「 お~い、まろんすけぇ!」
朝陽くんがまるすけの名を呼びながら走ってくる。
ふふっ、まろんすけだって…
舌足らずなところもまた、
かわい~
「 朝陽くん!」
「 つきみ!」
2人と一匹で一緒にガバッとハグをしました。
勢いあまってわたしのホッペに朝陽くんの唇がピトッ!
「 チュッ!」
あっ!・・やわらか~い・・
いきなりハグにいきなりチュウ!
さすが外国人(ハーフですから)
「 つきみ?あそぼう!」
「 うん、遊ぼう!あさひ!」
そうか、友達ってお互いに名前で呼び合うのがふつうだったんだね
私もあさひくんにつられて、あさひって呼んでいた、弟みたいに…
追いかけっこをしていると
「 わっ!」
「 つ~かまえた!・・・・次はあさひが鬼ね」
「 あ~ぁ・・・ねぇつきみ?」
「 なに?」
「 つきみって、だんごなの?」
「 は?・・」
「 ちがうの?」
「 違わなくないけど、月見団子ってゆ~のはあるよ、お月様にあげるおだんごだよ」
「 ふ~ん、おつきさま?やっぱり、つきみにあげるだんごだね 」
「?ん?まぁね、そんな感じかな」
何が聞きたいのか良くわからないけど、かわいいから、何でもいい、ふふッ
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます