光と影・ふたつの太陽
美恋
第1話 空気
存在感とはなんでしょう
私にはそれが無いようです。
趣味はお散歩と読書
高校生活がスタートして1ヶ月が過ぎようとしていた。
私には存在感が無く、まるで太陽の光を遮ってしまう新月のように目立たなく、空気みたいなわたしには、誰も興味を持ってくれないし誰も話しかけてくれたりしない。
しかし
時々声をかけてくる人もいる。
掃除当番 代わってくれませんか?
と、そんな時くらい。
特に友達もなく予定がない私には断る理由もないし、人の役に立てれば少しは存在している意味があるのかなと思い、「うん 」と言ってしまう。
と言っても、あえて目立つ様なことはしたくないし、目立ちたいとも思わない。
当たり障りのない空気の様に
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