地球最後の日
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第1話
我々が救われる日が来るとしたら、天空に巨人の瞳と手が現れ空が割られるだろうと言い伝えられている。ある日から私の住む場はおかしくなった。気候は常に晴れ、日はランダムで沈む。底を掘れば、何か透明な壁にぶつかる。左右前後も透明な壁にぶつかって進めない。
そして、たまにとてつもない地震に襲われ、周りの景色は揺れた。
「…」
そして、巨人に見つめられる。そして…瞳が近づいてきた。
「お、おお」
つ、つ、ついに、私は救われるのか。次に手が近づいてきた。
ガチャッ
これが…空が割られる音か。透明の空が割られ巨人の手に持っていかれる。私は救われたのだ…
飼育もだるいし、飼ってた虫捨てたわけだけど。意外にも虫の飼育はつまらなかったし面倒だったわ。…ニュースがなんか地球終わるとか言ってるぞ…隕石がくる?馬鹿馬鹿しい。今まで何回滅亡する滅亡するって言ってしなかった?今回も
ドンッ
その瞬間に地球は終わりを迎えた。
「おい、ガキ!宇宙の近くで遊ぶなっていつも言ってるだろ。小石でも飛んだら星が消し炭になるんだぞ!弁償できんのか?」
まったく、地球が消し炭になっちまった。
あー宇宙の飼育って思ったよりだるいな。
地球最後の日 √x @syonennA
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